ダチョウ倶楽部

ダチョウ倶楽部

ダチョウ倶楽部（ダチョウくらぶ）は、日本のお笑いトリオであり、太田プロダクションに所属しています。このグループは、肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵の3人から構成されています。もともとはカルテットですが、1985年に「キムチ倶楽部」として活動を始め、後に現在の名前に改名しました。彼らの芸風は、精密に計算されたリアクション芸に特色があり、「ヤー！」や「聞いてないよォ」といったセリフや、連呼するギャグ、さらには物真似など多様なスタイルが組み込まれています。特に上島はリアクション芸の代名詞ともいえる存在でした。

2022年5月11日、上島が61歳でこの世を去ったことで、肥後と寺門の2人で活動を続けることが決まりました。彼らのユニークなスタイルは、今後も引き継がれています。

メンバー紹介

肥後 克広（ひご かつひろ）

• - 生年月日：1963年3月15日
• - 役割：ツッコミ（以前はボケ）・ネタ作り担当、2代目リーダー。

寺門 ジモン（てらかど じもん）

• - 生年月日：1962年11月25日
• - 役割：説教（ダメ出し）・ボケ担当。

上島 竜兵（うえしま りゅうへい）

• - 生年月日：1961年1月20日
• - 死亡日：2022年5月11日（61歳）
• - 役割：ボケ（以前はツッコミ）担当。

元メンバー：南部 寅太（なんぶ とらた）

• - 生年月日：1951年7月14日
• - 死亡日：2024年1月20日（72歳）
• - 役割：ボケ担当、初代リーダー。脱退後は「南部虎弾」と名乗り、別のグループで活動しました。

来歴

肥後は商業デザイナーという経歴を持ち、コメディアンの杉兵助に弟子入りしました。一方、ジモンと上島は劇団テアトル・エコーに所属し、役者志望でした。彼らはテアトル・エコーの先輩である渡辺正行の紹介で知り合い、その後「コント赤信号」の劇団員として活動を開始。最初のコンビ名は「キムチ倶楽部」でしたが、人気を受けて1985年に「ダチョウ倶楽部」へと改名しました。

1987年に南部が脱退し、その後3人になりました。以降、ダチョウ倶楽部はショーパブやライブを通じて有名になり、お笑い第三世代ブームの中で多くのファンを持つようになりました。特に「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」に参加することで、その存在感が増しました。

主なギャグ

ダチョウ倶楽部は、緻密に計算されたリアクション芸やテンポの良いギャグで知られています。中でも「聞いてないよォ」は彼らの代表的なギャグの一つで、過酷な企画の中で発生しました。さらに、彼らが得意とするのは「どうぞどうぞ」というギャグで、決められた役割を全うするためのユニークなスタイルが特徴です。

上島の健康問題により、最近ではギャグの一部を変更することがありましたが、いまだに多くのファンに愛され続けています。2024年には南部が急逝し、ダチョウ倶楽部は新たな変革に直面することとなります。それでも肥後と寺門の2人で活動を続け、彼らの伝統的なスタイルを維持しつつ、これからも多くの人々を楽しませることでしょう。

メディアへの出演

ダチョウ倶楽部は、数多くのテレビ番組や映画、CMに出演してきました。代表的な番組には、テレビ朝日の「爆笑ヒットパレード」や「ダチョーン倶楽部」があり、また多様なバラエティ番組でもその名を見かけることができます。彼らの活動は、お笑い界の中でも大きな影響を与え続けています。

まとめ

ダチョウ倶楽部は、日本のお笑い文化の中で特異な存在感を放ち続けています。肥後と寺門の2人は、上島の遺志を引き継ぎ、新たなエンターテインメントを提供し続けることでしょう。彼らの独自のスタイルと親しみやすいキャラクターは、今後も多くの笑いを生み出していくに違いありません。

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