チャリチャリ

チャリチャリ（Charichari）

チャリチャリは、チャリチャリ株式会社が提供する自転車シェアリングサービスで、主に日本の福岡市、名古屋市、東京都区部、熊本市、久留米市にて展開されています。利用者はスマートフォンアプリを通じて自転車の貸出を行い、ユーザーにとって便利で快適な移動手段となっています。

サービスの概要

このサービスは、ベーシックな自転車と電動アシスト自転車の2種類が用意されています。それぞれの利用料金は、ベーシック自転車が1分あたり7円、電動アシスト自転車が1分あたり17円です。利用者はアプリに表示された地図を利用して自転車の停車ポートを探し、QRコードをスキャンすることで自転車を解錠します。そして、目的のポートまで移動後、自転車を施錠することで利用が終了します。利用料金は、前日分がまとめて翌日にクレジットカードで請求される仕組みとなっています。

事業の歴史

チャリチャリの起源は2018年にさかのぼり、メルカリの子会社ソウゾウと福岡市が提携して始まった「メルチャリ」という名称のサービスでした。2018年に福岡市内でシェアサイクルサービスをスタート後、2019年夏にメルカリがシェアサイクル事業から撤退したことを受けて、neuetが事業を継承しました。その後、2021年に「チャリチャリ」に名称変更し、2024年4月には会社名も変わりました。

名古屋市では2020年からサービスが開始され、浅草でも同年9月から展開を始めました。提携企業との連携も進み、福岡と名古屋でのサービス拡大が進められています。2021年には利用料金の改定も行われ、2024年1日には再度の値上げが実施されました。

ポート数と車両数の拡大

2020年3月時点では福岡市内のポート数は260箇所、車両は1100台でしたが、その後も増加が続いており、2024年4月時点でポート数は700箇所、車両数は4200台に到達しています。また、名古屋市においてもポート数300箇所、車両900台の体制が整っています。さらに、熊本市内でもサービスが展開され、2024年にはポート数300箇所、車両数1100台が配置されています。名古屋や熊本市では、今後もエリア拡大が見込まれています。

利用実績

チャリチャリの利用実績も年々増加しており、2019年5月には約12万回、2020年には175,802回の利用が記録されました。また、2022年には累計利用回数が1000万回を超え、多くの人々に利用されています。利用者に豊かな移動手段を提供するチャリチャリは、自転車シェアリングの重要な選択肢としての地位を確立しています。

結論

チャリチャリは、シンプルで利用しやすい自転車シェアリングサービスとして、都市部での移動手段の選択肢を広げています。今後もさらに多くの地域への展開やサービス内容の充実が期待されるでしょう。

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