チーズスイートホーム
概要
『チーズスイートホーム』は、こなみかなたによる日本の人気
漫画であり、同名のアニメシリーズにも展開されています。
2004年から
2015年まで
講談社の『モーニング』誌に連載され、2013年4月時点で10巻が刊行されました。アニメーションは
2008年から
2018年にかけて複数回にわたり放送され、特に第3期と第4期においては3DCGを使用した新たなスタイルが取り入れられました。これまでに世界の23か国で単行本が出版され、発行部数は350万部に達しています。
各話タイトルは「猫、
。」というスタイルが特徴で、チーというキャラクターが中心となります。単行本はオールカラーで、原稿の白黒版も収録されています。『猫本』というアンソロジーにも番外編があり、特に人気を博しています。
また、2014年にはAppleのMacBook AirのCMにも登場し、キャラクターが広く認知されるきっかけとなりました。単行本は2015年から韓国語版が配信され、現在はAmazonプライムビデオにて視聴可能です。連載は2015年に終了しましたが、最終回を記念して特別な漫画も公開されました。
あらすじ
物語は、好奇心旺盛な子猫のチーとその家族の冒険を描いています。チーは母猫と兄弟たちと共に幸せに暮らしていましたが、散歩中に母猫とはぐれてしまいます。そこで、山田家の幼稚園児、ヨウヘイが公園でチーを見つけ、自宅に連れ帰ります。しかし、山田家はペット禁止のマンションに住んでおり、必死でチーの存在を隠そうとします。
物語は、ヨウヘイの純粋な愛情と、チーとの日常生活による温かい絆が展開されます。しかし、ある事件をきっかけにチーは他の場所に引き取られることになります。ヨウヘイはこれに猛然と反対し、チーを守るために家を飛び出します。その後、家族の両親がペット可のマンションを見つけ、引っ越しを決意します。新しい生活の中で、チーと山田家は幸せを再び見出していきます。
登場キャラクター
山田家
チー (セーラ) 声 - こおろぎさとみ本作の主人公であるメス猫。愛らしい性格を持ちながらも、意外に自己主張が強い面があります。日常の中でさまざまな冒険を経て成長していきます。
ヨウヘイ 声 - 小桜エツ子山田家の幼稚園児で、チーを見つけ育てる愛情深い子供。物語を通じて彼の成長も描かれます。
おとうさん (山田 ケント) 声 - 木内秀信動物病院に連れて行くなどの役割がありますが、チーに時々嫌われることも。
おかあさん (山田 ミワ) 声 - 日髙のり子家庭の中心として、家族を支える存在です。
引越し先のキャラクター
デイビッド 声 - 山口眞弓山田家の新居での飼い犬。チーにとっての友達です。
アリス* 声 -
嶋村侑新居に住む上品な飼い猫。チーと新たな交友関係を築きます。
アニメは第1期が
2008年から、第2期が
2009年から放送されました。その後、3DCGを用いた新しいシリーズが
2016年と
2018年に放送され、全体を通じて温かみのあるストーリーが展開されました。アニメ版では原作を基にしつつも、オリジナルのキャラクターやエピソードが追加されているため、新たな発見が楽しめます。
反響
『チーズスイートホーム』は、日本国内のみならず、
フランスなど海外でも高い評価を得ており、特にその家庭的な描写が共感を呼んでいます。この作品は、愛らしいキャラクターたちや心豊かなストーリーを通じて、見る人の心に温かな感情をもたらし続けています。