ディーコープ

ディーコープ株式会社は、インターネットを基盤とした企業向けの総合購買支援サービスを提供する企業です。本社を東京都中央区銀座に構え、ソフトバンクグループのSB C&S株式会社の完全子会社として、その一翼を担っています。

事業概要

同社は、企業の購買活動の最適化を支援することを主な事業として展開しています。設立当初は、ソフトバンクグループの創業者である孫正義氏が取締役として参画し、初代代表取締役社長にはソフトバンクの宮内謙氏が就任しました。現在は、萬田吉寛氏が代表取締役社長を務め、前代表取締役社長の谷口健太郎氏は取締役会長として経営に携わっています。

ディーコープ独自のコスト削減手法は、セブン&アイグループにおける大規模なコスト削減を成功に導き、その名が広く知られるようになりました。その後、デニーズジャパンや日本トイザらスなど、多数の企業でコスト削減を実現し、事業を拡大してきました。近年では、民間企業に加え、中央大学や独立行政法人都市再生機構といった学校法人や公的機関への支援も積極的に行い、多様な業種に対応しています。

また、同社は、過去の取引実績から得られた知見を基に、約12,000社の企業への見積もり依頼が可能なクラウド型システム「見積＠Dee」を提供しています。これにより、企業は効率的な購買活動とコスト削減を実現することができます。

沿革

• - 2001年2月: ディーコープ株式会社設立。「Dynamic e Economy」というコンセプトのもと、電子調達による新たな経済価値創造を目指し、孫正義氏により命名されました。同年9月には、間接資材を中心とした電子購買のIT市場で、購買管理ソリューションの導入とサービス提供を開始しました。
• - 2003年7月: 本社を東京都港区南麻布に移転。
• - 2005年4月: 大阪事業所、九州事業所を開設し、全国展開を加速。同年11月には、本社を東京都港区東新橋に移転しました。
• - 2006年: 見積支援サービス「見積＠Dee」を3月に、契約管理支援サービス「契約＠Dee」を12月にリリースし、サービスラインナップを拡充しました。
• - 2007年: 3月に情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）認証を取得。4月には購買支出分析コンサルティングサービス「診断＠Dee」を開始し、10月にはプライバシーマークも取得しました。
• - 2010年4月: 発注管理支援サービス「発注＠Dee」をリリース。
• - 2013年: 4月に名古屋事業所を開設し、6月には購買支援品目拡大のためのアライアンスサービスを開始しました。
• - 2014年: 4月に広島事業所を開設。5月には一括購買支援サービス「カタログ＠Dee」を開始し、9月には本社を東京都港区六本木に移転しました。
• - 2016年: 4月に本社を現在の東京都中央区銀座に移転。10月には見積支援サービス「見積＠Dee」のリニューアル版をリリースしました。
• - 2017年10月: 発注管理支援サービス「発注＠Dee」のリニューアル版をリリース。
• - 2018年12月: 北海道事業所を開設。
• - 2019年: 4月にソフトバンクロボティクス製のAI清掃ロボット「Whiz」の取り扱いを開始し、6月にはAutomation Anywhere社製のRPAの取り扱いを開始しました。
• - 2021年5月: 本社を東京都中央区銀座に移転しました。

ディーコープ株式会社は、設立以来、企業購買の効率化を支援するためのサービスを拡充し、多様な業種、規模の企業に対するサポートを提供しています。今後も、最先端の技術と長年の経験を生かし、企業の成長に貢献していくことが期待されます。


ディーコープ株式会社

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