デジタルコンテンツEXPO

デジタルコンテンツEXPOとは

デジタルコンテンツEXPO（デジタルコンテンツエキスポ）は、2008年より日本で開催されている、超高精細映像やバーチャルリアリティをテーマにしたデジタルコンテンツ技術の展示イベントです。このイベントは、一般財団法人デジタルコンテンツ協会（DCAJ）が主催し、日本科学未来館が共催しています。

概要

イベント会場は東京都江東区の東京臨海副都心に位置する日本科学未来館であり、展示会、シンポジウム、映像上映、ステージイベントなど、多彩なプログラムで構成されています。また、これはJAPAN国際コンテンツフェスティバル（コ・フェスタ）の公式イベントでもあります。

開催の歴史

デジタルコンテンツEXPOは毎年開催されており、以下のようにその年ごとに開催日が設定されています。

- 第1回: 2008年10月23日（木）〜26日（日）
- 第2回: 2009年10月22日（木）〜25日（日）
- 第3回: 2010年10月14日（木）〜17日（日）
- 第4回: 2011年10月20日（木）〜22日（土）
- 第5回: 2012年10月25日（木）〜27日（土）
- 第6回: 2013年10月24日（木）〜26日（土）
- 第7回: 2014年10月23日（木）〜26日（日）
- 第8回: 2015年10月22日（木）〜25日（日）
- 第9回: 2016年10月27日（木）〜30日（日）
- 第10回: 2017年10月27日（金）〜29日（日）

コンセプト

このイベントの理念は「デジタルイノベーションの架け橋」です。新たな技術や研究が実用化に至らない「死の谷」を越えて、デジタルコンテンツの先端技術を広め、新しいビジネスの創造や他の産業への応用を推進することが目的です。

主な事業

デジタルコンテンツEXPOには以下のような主要な事業があります。

- Innovative Technologies: コンテンツ産業に貢献する技術を発掘し、表彰することで、他産業への普及を図ります。2017年からはビジネスモデルの対象も含まれています。特に産業や文化に対して影響の大きい技術には「特別賞」が授与されます。
- Features: 特に注目される技術を紹介する展示やシンポジウムを行います。
- Content Technology Showcase (CTS): 企業や大学が自らの先進技術を展示する場を提供します。
- ガジェットJAPAN: 先進技術や独創的なデバイス、ソフトウェアを紹介するための事業です。
- International Program: 海外の団体との協力を通じて、世界のデジタルコンテンツ産業の動向を紹介します。

採択技術

Innovative Technologiesの一環として、毎年多数の技術が公募され、特に実用化進展が見られた技術には評価が与えられます。また、SIGGRAPH Special Prizeとして、世界的なコンピュータグラフィックスの会議で展示される権利が与えられることもあります。

このように、デジタルコンテンツEXPOは最先端技術の普及と新たなビジネスチャンスを生み出す重要なイベントであり、参加者に多くの刺激と発見を提供しています。

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