トレインパーク白山

トレインパーク白山

トレインパーク白山（正式名称：白山市立高速鉄道ビジターセンター）は、石川県白山市に位置する、新幹線を主題とした博物館です。JR西日本の白山総合車両所に隣接しており、その作業現場を窓越しに見学できる珍しい体験が魅力とされています。愛称として一般公募により採用された「トレインパーク白山」は、地元の鉄道文化を広める役割を果たすことを目指しています。

沿革

白山市は、JR西日本白山総合車両所や金沢総合車両所松任本所、さらに北陸鉄道石川線にある鶴来車両工場に至るまで、鉄道に関連する施設を有しており、自らを鉄道の街と位置づけてきました。観光資源を強化するために、トレインパーク白山の設立が計画されました。新幹線の整備と見学を提供するため、多くの農地があった場所が建設地として選ばれました。2022年に建設が始まり、2024年の春に正式に開業することが予定されています。

主な展示内容

トレインパーク白山は、様々なエリアに分かれて展示を行っています。各エリアの特徴について説明します。

1階: 新幹線 学びと体感エリア

このエリアでは、北陸新幹線（E7/W7系）の実物部品が展示されています。台車やパンタグラフなどを間近に見ることができ、実車の運転台パーツを使った運転シミュレーターも体験できます。ここは有料で、鉄道が持つ技術や仕組みを楽しく学べます。

1階: 観光情報 おみやげエリア

白山市及び近隣の観光スポットの情報が提供され、地元特産品やトレインパークのオリジナルグッズを購入することができます。観光の際には、ぜひ立ち寄りたいエリアです。

3階: こども あそびエリア

このエリアは、子供向けの大型立体遊具があり、霊峰白山をモチーフにしています。遊びながら、自然への理解を深めることができるデザインになっています。こちらも有料です。

4階: 新幹線 見学エリア

見学には特定の切符が必要で、白山総合車両所内の新幹線の整備や点検の様子を見ることができます。作業者の撮影に関しては配慮が求められており、訪れたお客様はルールを守って楽しむことが推奨されております。

5階: 屋上 展望室エリア

こちらは無料で、新幹線が実際に走行する様子を間近で楽しめる展望室です。運行予定時刻も掲示されており、訪れる時間によっては新幹線の通過を待ちつつ、その迫力を満喫できます。また、晴れた日には白山の美しい景観を楽しむことも可能です。

利用案内

トレインパーク白山の入場料金は大人が500円、中学生以下は無料です。ただし、1階と3階に入るためには別途チケットが必要です。トレインシミュレーターは大型が300円、小型が100円で利用できます。

営業時間は午前9時から午後5時までで、毎週水曜日と年末年始は休館日です。アクセスについては、IRいしかわ鉄道線の加賀笠間駅から徒歩で20分ほどです。また、駅の海側からは1時間に1～2本のシャトルバスが運行しており、利用すれば5分ほどでトレインパーク白山に到着します。

このように、トレインパーク白山は鉄道を中心とした多様な体験ができる施設として、多くの人々にとって魅力的な観光スポットとなっています。

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