ニイタカ

株式会社ニイタカ：業務用洗剤からグローバル企業へ

株式会社ニイタカは、大阪府大阪市淀川区に本社を置く、業務用洗剤や固形燃料などを製造販売する企業です。1963年の設立以来、着実な成長を遂げ、現在では国内外に事業を展開する、業界をリードする企業へと発展を遂げています。社名は、かつて本社所在地であった新高（にいたか）の地名の由来から名付けられました。

充実の製品ラインナップと技術力

ニイタカは、創業以来、数々の製品を開発し、市場に送り出してきました。代表的な製品として、業務用液体中性洗剤「マイソフト」シリーズや、高濃度液体中性洗剤「サラセン」、塩素系漂白剤「ニイタカブリーチ」、強力アルカリ洗浄剤「ニューケミクール」などが挙げられます。これらの製品は、高い洗浄力と安全性、そして使いやすさから、多くの業務用施設で長年愛用されています。

また、業務用固形燃料においても、アルミ箔付フィルム包装固形燃料「カエンニューエース」など、独自の技術と工夫を凝らした製品を開発することで、高いシェアを獲得しています。近年では、環境への配慮も重視し、より環境に優しい製品開発にも積極的に取り組んでいます。

さらに、食器洗浄機用洗浄剤「ジャストパック」や、パウチ包装の高濃度食器用洗剤「マイソフトコンク」、パウチ包装の高濃度油落とし用洗浄剤「厨房コンククリーナー」など、多様なニーズに対応した製品群を展開しています。これらの製品は、飲食店やホテル、病院など、幅広い業種のお客様から高い評価を得ています。

積極的な事業展開と海外進出

ニイタカは、製品開発だけでなく、事業展開にも積極的な姿勢を見せています。2000年には、子会社として株式会社日本自洗機メンテナンス協会を設立し、メンテナンス事業にも進出。2011年には、民事再生法適用を申請したユーホーケミカル株式会社の民事再生スポンサーとなり、子会社の株式会社ユーホーニイタカがユーホーケミカルの事業を譲受することで、事業規模を拡大しました。

近年は、海外展開にも積極的に取り組み、中国上海市に尼多咖（上海）貿易有限公司、中国江蘇省に新高（江蘇）日用品有限公司、福建新拓高日用化学品有限公司（後に新高（福建）日用品有限公司に変更）を設立するなど、グローバル企業としての体制を強化しています。2017年にはスイショウ油化工業株式会社の子会社化、2023年には京葉糖蜜輸送株式会社と株式会社バイオバンクの子会社化も実現し、事業領域の多角化を進めています。

東京証券取引所における動向

2003年には東京証券取引所2部に上場、2015年には1部に指定替えを果たしました。その後、2022年には東京証券取引所プライム市場に移行しましたが、2023年には東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更しています。これらの市場変更は、企業規模や経営状況の変化を反映した結果と言えるでしょう。

未来への展望

ニイタカは、今後も、高品質な製品の開発と、積極的な事業展開を通じて、更なる成長を目指していくものと考えられます。持続可能な社会の実現に貢献する企業として、その動向に注目が集まります。 ニイタカの今後の展開から目が離せません。

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