ニコニコのり

ニコニコのり株式会社の概要と歴史



ニコニコのり株式会社(Nico-Nico Nori Co.,Ltd)は、大阪府に本社を置く海苔製品の製造と販売を専門とする食品メーカーです。本社は大阪市浪速区敷津東にあり、主に味付け海苔の製造を行っています。会社のコーポレート・キャッチコピーは「笑顔の食卓文化」であり、社名の「ニコニコ」には「皆が笑顔で食事を楽しむことができるように」という願いが込められています。また、シンボルマークはデザイナーの永井一正によってデザインされ、社名の頭文字「N」を形づくっています。このマークの色はで構成されており、それぞれが「健康」「海」「自然」を象徴しています。

沿革


ニコニコのりは、1921年に「山徳商店」として大阪市の木津市場で創業し、1927年には「ニコニコのり」ブランドで味付け海苔の販売を開始しました。1931年には業界初のロール式自動味付け機を開発し、翌年には大角瓶入りの味付け海苔を発売しました。1950年には株式会社山徳商店として法人化され、1973年にニコニコのり株式会社に社名を変更しました。1986年からは現在まで使用されている社章やロゴマークを採用し、1991年には創業70周年を迎えました。

以降も、ニコニコのりは品質の向上に努め、1996年には全国加工海苔品評会での受賞歴を持つなど、製品への取り組みが評価されてきました。HACCPシステムやISO 9001の認証も導入し、品質管理を徹底する姿勢を見せています。特に、2010年から2011年にかけては、モンドセレクションでの受賞が続き、国際的にも高い評価を受けています。

事業所と製品


同社は、全国各地にいくつかの支店と工場を持っており、主な拠点は以下の通りです。

ニコニコのりは、様々な海苔製品を提供しており、特に朝食用の味付け海苔や焼き海苔が好評です。「極シリーズ」や「手巻きのりシリーズ」など多様なブランドが展開されており、消費者のニーズに応えてきました。また、スープ製品やふりかけ製品など、海苔に関連する食品ラインアップも充実しています。

広告活動と文化貢献


ニコニコのりは、関西を中心としたテレビやラジオのスポンサー活動も行い、特にテレビ番組やCMにおいて積極的な広告戦略を展開しています。過去には人気番組のスポンサーを務め、その名を広めるための施策を行ってきました。さらに、御社の理念である「笑顔の食卓文化」を通し、食を通じてさまざまな文化的貢献も目指しています。ニコニコのりは、今後も海苔製品の品質向上に努め、消費者に愛される製品作りを続けていくでしょう。

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