ニューイヤーエクスプレス

ニューイヤーエクスプレスの概要

ニューイヤーエクスプレス（New Year Express）、通称「ニューイヤー号」は、小田急電鉄が毎年運行する特急列車で、年越しや初詣に訪れる多くの利用者を対象としています。この列車は初詣号を引き継ぎ、2001年より運行を開始しました。特別な年始のイベントに合わせて、毎年多くの人々が利用しています。

歴史的背景

1969年、初めての初詣号が運行されて以来、小田急電鉄では毎年年末から新年にかけて特急列車が運行されています。このトレンドは時代と共に進化し、2001年から現在のニューイヤーエクスプレスとしての形を成しました。ただし、2020年以降は新型コロナウイルスの影響で運行が変更された年もあり、2021年には運行から外れました。2022年からは50000形「VSE」を用いて、2023年からは30000形「EXE」や「EXEα」が使用されています。

運行情報

運行区間

ニューイヤーエクスプレスは毎年1月1日の未明から早朝にかけて運行され、主に新宿と片瀬江ノ島を結ぶ路線で運行されます。2023年には、片瀬江ノ島行きが1本のみ運行され、新宿からの便が主流とされています。これに対して、2022年までは複数の列車が運行されていました。

停車駅

片瀬江ノ島行きのニューイヤーエクスプレスは、以下の駅に停車します：

• - 新宿
• - 成城学園前
• - 新百合ヶ丘
• - 町田
• - 相模大野
• - 大和
• - 藤沢
• - 片瀬江ノ島

過去に運行された列車では、江ノ島行きと小田原行きの運行がありましたが、運行の特性によって停車駅が変更されてきた経緯があります。

上り列車

上り列車に関しては、2017年度まで特定の時間に運行され、2023年以降は「ニューイヤーエクスプレス2号」として毎年の1月1日朝に運行されています。参宮橋駅に停車する便もあり、明治神宮を訪れる初詣客にも配慮がなされています。

使用車両

現在、ニューイヤーエクスプレスでは複数の車両が使用されています。主に30000形「EXE」や60000形「MSE」、70000形「GSE」などが運行される一方で、過去には7000形「LSE」や10000形「HiSE」なども使用されていました。

メトロニューイヤー号

また、東京メトロ千代田線から乗り入れる形で運行される「メトロニューイヤー号」は、北千住から片瀬江ノ島までの片道の便として、2010年から2020年にかけて運転されていました。これは記念的な意味合いも持っており、毎年多くの人が利用していました。

特別急行券

乗車には特別急行券が必要で、全席指定制となっています。券の発売は毎年12月初旬に行われ、多くの人々が利用するため、早めの予約が推奨されています。また、特急券は自動券売機でも販売されており、直前の予約も可能です。

まとめ

ニューイヤーエクスプレスは、年始の初詣を訪れる人々のために運行される特急列車で、毎年多くの利用者に愛されています。静かな夜を経て新年を迎える特別な列車旅は、乗客にとって思い出深い体験となるでしょう。特別な運行のため、事前の計画を立ててこの機会を楽しむことが大切です。

もう一度検索