ニンテンドー2DS

ニンテンドー2DSの概要

ニンテンドー2DS（Nintendo 2DS）は、任天堂が開発した携帯型ゲーム機で、2013年10月12日に北米、欧州、豪州で初めて販売されました。この機種は、2011年発売のニンテンドー3DS（3DS）を基にしており、3D映像表示機能と折り畳み機能が省かれたことで、より手頃な価格での提供が可能となりました。ニンテンドー2DSは、低価格化を実現し、より多くのユーザーに手に取ってもらうためのモデルとして位置づけられています。

販売地域と展開

ニンテンドー2DSは、当初は高価格の3DSが展開されていた地域において、リーズナブルなオプションとして販売されました。具体的には、北米、欧州、豪州での販売が始まり、それに続いて2013年12月7日には韓国でも流通が開始されました。日本での発売は当初計画されていなかったものの、2016年には『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』を同梱した限定パックが登場し、その後単品商品も販売されました。

年表

• - 2013年8月29日: ニンテンドー2DSの存在が初めて告知され、129.99ドルの価格設定が発表されました。
• - 2013年10月12日: 北米、欧州、豪州にて販売がスタート。
• - 2013年12月7日: 韓国での販売が開始。
• - 2015年12月25日: 日本市場への参入が発表され、限定パックの発売日が設定されました。
• - 2016年2月27日: 限定パックの販売開始。
• - 2016年5月12日: 一時生産終了が発表。
• - 2016年9月15日: 日本で通常モデルの販売が再開されました。
• - 2017年7月12日: 上位モデルである『Newニンテンドー2DS LL』の販売が開始。
• - 2019年: ニンテンドーSwitch Liteの発表に伴い、ゲーム機の世代交代が進行。
• - 2020年9月16日: ニンテンドー2DS及び関連機器の生産終了が発表され、3DSシリーズ全体が市場から姿を消しました。

ハードウェアと特徴

ニンテンドー2DSは、3DSと同等の性能を持ちながらも、3D映像表示機能が省かれています。背面のカメラは3D撮影が可能で、液晶画面は単一のディスプレイを2つに分割する形になっています。手動で無線通信をオフにすることも可能ですが、一部の3DSソフトは3D機能が必要なためプレイできない点には注意が必要です。

また、特定のゲームは2DSでは対応していないため、購入前に互換性を確認することが推奨されます。コントローラーには3DSのCスティックやZL・ZRボタンは搭載されていません。

カラーバリエーションと限定モデル

通常版として多様なカラーが用意されており、特にブルー、レッド、クリアブラック、ピンク、ラベンダーが販売されました。また、一部モデルには『ポケットモンスター』シリーズや『スーパーマリオ』のような特別なソフトが同梱された限定モデルも存在しました。
これらは特別なデザインが施されており、コレクターズアイテムとしての価値を持っています。

まとめ

ニンテンドー2DSは手頃な価格でゲームを楽しむことができる優れた機種ですが、その特性ゆえにプレイできるタイトルや機能に制約があります。生産終了後もその人気は根強く、後世に残るゲーム機の一つと言えるでしょう。

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