バスターミナル東京八重洲

バスターミナル東京八重洲

バスターミナル東京八重洲（Bus Terminal Tokyo Yaesu、略称BTY）は、東京都中央区八重洲に位置する地下の大型バスターミナルです。このターミナルは、東京駅八重洲口の地下にあり、主に高速バスの発着場として機能しています。周辺の再開発に伴い、2015年に整備の方針が決定され、2022年に第1期エリアが開業しました。2028年までに全体開業を目指し、その完成時には国内最大級の高速バスターミナルとなる予定です。

経緯と再開発

東京駅周辺では、バスの乗り場が分散していたことから、交通結節機能が低下していました。このため、国や東京都、中央区などの関係者が協議し、バスターミナルの整備を進めることが決定されました。具体的には、八重洲地区の再開発を通じて国際都市東京の玄関口としての機能を強化することが目的です。

再開発は東京駅八重洲口周辺で行われ、独立行政法人都市再生機構（UR都市機構）が中心となって進められます。ターミナルの設計は、自動車ターミナル法に基づき、外堀通りや八重洲通り沿いのバス乗り場を集約する形で行われました。2020年には京王電鉄バスが施設運営事業者に選定され、基本協定が締結されています。

構造と各エリア

バスターミナルは3つのエリアに分かれており、第1期エリアは既に開業しています。こちらでは、地下1階に待合ロビー、地下2階に6面の乗降バースと待機スペースが整備されています。今後は第2期エリアと第3期エリアも開業予定で、全エリアが完成すれば合計約21,000平方メートルの床面積を持ち、乗降バース数は20に達します。

• - 第1期エリア: 八重洲二丁目北地区に位置し、2022年9月17日に開業。
• - 第2期エリア: 未開業で、2025年度に開業予定です。
• - 第3期エリア: 未開業で、2028年度に開業予定です。これにより、第1期エリアとの接続も行われます。

バス路線

バスターミナル東京八重洲では、さまざまなバス路線が運行されています。正式に発表された路線には、東北方面、関東方面、北陸・甲信越方面、東海方面、関西方面、中国・四国・九州方面の各路線が含まれています。毎日約600便のバスが発着し、その中でも千葉県方面への路線が多くを占めています。

各路線の詳細については、バスターミナルの公式ウェブサイトや各バス事業者のサイトで確認できます。バス運行は新型コロナウイルスの影響を受ける場合があり、運行状況は随時チェックが必要です。

アクセス

東京駅からは八重洲地下街を通じて直接アクセス可能で、地上からの入場も容易です。この利便性により、多くの利用者が訪れることでしょう。

今後の開業予定によって、バスターミナル東京八重洲はますます重要な交通の結節点となることが期待されています。

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