バトルシップ

バトルシップとは

バトルシップは、テーブルゲームの海戦ゲームを基にした、紙と鉛筆で楽しめるペンシルパズルです。論理的な思考と推理力を駆使して、盤面内に隠された艦隊を配置していくゲームです。

歴史

バトルシップの起源は1982年、アルゼンチンの雑誌「Humor & Juegos」に掲載された「Batalla Naval」というパズルでした。その後一時休止期間を挟みましたが、1987年から同出版社の月刊誌「Enigmas Lógicos」で再び掲載されるようになります。

世界的に注目を集めるきっかけとなったのは、1992年に開催された第1回世界パズル選手権です。この大会で出題されたことを機に、アメリカの「Games」や日本の「パズラー」といった雑誌でも紹介され、その人気を確立しました。

現在では、様々なバリエーションが存在し、パズル大会や雑誌などで幅広く楽しまれています。

ルール

バトルシップの目的は、盤面内に与えられた艦隊を、ルールに従って正確に配置することです。盤面のサイズによって艦隊の構成は異なりますが、一般的な10×10の盤面では、以下の艦艇を使用します。

戦艦（4マス）：1隻
巡洋艦（3マス）：2隻
駆逐艦（2マス）：3隻
潜水艦（1マス）：4隻

各艦艇は、指定されたマス数を縦または横方向に連続して占めます。艦艇同士は、縦、横、斜め方向に隣接することはできません。

パズルを解くためには、通常、以下の2種類の手がかりが与えられます。

1. マスの状況: 盤面の一部のマスには、艦艇の一部（艦影）や、何も存在しないことを示す波の印が描かれています。艦影は、最終的な艦艇の配置に必ず含まれます。一方、波の印があるマスには、艦艇を配置できません。
2. 盤面の外側の数字: 盤面の外側に配置された数字は、その行または列に存在する艦艇のマス数を表します。この数字を手がかりに、艦艇の配置を推理していきます。

解き方のヒント

確定マスから埋める: 艦影が描かれているマスや、数字から艦艇の配置が確定できる箇所から埋めていきましょう。
周囲を考慮する: 艦艇は隣接できないため、既に配置された艦艇の周囲には艦艇を配置できません。このルールを利用して、配置可能なマスを絞り込みましょう。
数字の制約を活用する: 盤面の外側の数字は、その行または列に存在する艦艇のマス数を正確に表しています。この制約を最大限に活用し、矛盾が生じないように艦艇を配置していきましょう。

バトルシップは、一見シンプルなルールながら、奥深い戦略性と論理的思考が求められるパズルです。ぜひ、挑戦してみてください。

外部リンク

海戦パズル - コンセプティス パズル

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