バニッシュ・スタンダード

株式会社バニッシュ・スタンダードは、実店舗の販売スタッフのオムニチャネル化を支援するBtoBアプリ「STAFF START(スタッフスタート)」を提供している企業です。小売業界における販売員の新たな可能性を切り開き、顧客体験の向上に貢献しています。

概要



代表取締役社長の小野里寧晃氏は、ウェブサイト制作会社キノトロープを経て、2011年にバニッシュ・スタンダードを設立しました。小野里氏は、実店舗の販売員が持つ潜在能力に着目し、デジタル技術を活用することで、その能力を最大限に引き出すことを目指しました。

「STAFF START」は、販売員が個人のSNSやブログなどを通じて商品情報を発信し、ECサイトへの誘導やオンライン販売を促進するツールです。これにより、販売員は店舗だけでなく、オンラインでも顧客との接点を持ち、よりパーソナルなサービスを提供することが可能になります。

2023年9月1日現在、STAFF STARTの年間流通額(2022年9月~2024年8月)は1748億円を突破し、導入ブランド数は2600を超えるなど、目覚ましい成長を遂げています。多くの小売企業がSTAFF STARTを導入し、販売員の能力を最大限に活用することで、売上向上や顧客満足度向上を実現しています。

沿革



バニッシュ・スタンダードは、設立以来、常に変化する小売業界のニーズに対応し、革新的なサービスを提供してきました。STAFF STARTの機能拡充や新たなソリューションの開発を通じて、小売企業のオムニチャネル戦略を支援し続けています。

所在地



東京都渋谷区神宮前1-8-14にオフィスを構えています。

メディア掲載



バニッシュ・スタンダードとその取り組みは、様々なメディアで紹介されています。例えば、2020年10月1日には、テレビ東京の経済番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」に出演し、メロウ共同代表の石澤正芳氏と共に、小売業界の課題や未来について議論を交わしました。

書籍



代表取締役社長の小野里寧晃氏は、2023年3月25日に日経BP社から『リアル店舗を救うのは誰か 今すぐ「店舗スタッフ」にECを任せよ』を出版しました。本書では、実店舗の販売員がECを担うことの重要性や、STAFF STARTを活用した具体的な事例が紹介されています。

関連項目



ルミネは、2020年9月よりSTAFF STARTのサービス提供を開始しました。STAFF STARTを導入することで、ルミネの販売員は、オンラインでも顧客との接点を持ち、より魅力的な商品情報を提供することが可能になりました。

バニッシュ・スタンダードは、STAFF STARTを通じて、小売業界のデジタルトランスフォーメーションを推進し、販売員の新たな可能性を切り開いています。今後も、革新的なサービスを提供することで、小売企業の成長に貢献していくことが期待されます。

外部リンク



公式ウェブサイト
STAFF START(スタッフスタート)

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