バルゼー

バルゼーとは

バルゼーは、アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』やテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』、さらにアニメ映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場するキャラクターです。彼は白色彗星帝国の提督として知られ、敵に対して強力な指揮を振るった存在です。声優には大塚周夫が起用されており、『2202』では西村知道がその声を担当しました。

キャラクター概要

バルゼーは、容貌や服装が登場作品によって異なるキャラクターであり、特に『さらば』では太い眉と垂れ目が特徴，コートを着用した姿で描かれています。一方で『ヤマト2』では、細い眉と襟足が長い壮年の姿に変わり、マントを羽織っています。彼は『さらば』においては第7遊動機動隊の指揮官、『ヤマト2』では帝国第1機動艦隊の総司令として地球への侵攻を指導しました。

登場作品の中での役割

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

本作でのバルゼーは超大型空母に乗艦し、第7遊動機動艦隊を指揮して地球艦隊との戦闘に臨みます。彼は土星空域での激しい戦闘において、艦載機と潜宙艦による二段階の攻撃を指揮しました。しかし、これには失敗がつきまとい、最終的にはアンドロメダの拡散波動砲により艦隊のほとんどを失い、大帝ズォーダーから厳しい叱責を受けました。白色彗星が地球艦隊を壊滅させたのち、彼は無条件降伏を勧告するためにメガロポリス上空に現れますが、その後の展開には登場しません。

宇宙戦艦ヤマト2

『ヤマト2』では、バルゼーは戦艦メダルーザに乗艦しており、第1話で初めて姿を見せます。以降、本編においてはしばらく出番が無いものの、第18話で自艦隊と共に太陽系へ侵攻します。その後、地球艦隊との激しい戦闘を繰り広げ、数々の戦果を挙げるものの、最終的には隊列の乱れが原因で艦隊が壊滅してしまいます。彼自身も最後は集中砲火を浴びて戦死するという悲劇的な結末を迎えます。

PSゲームシリーズ

また、バルゼーはPS版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』やPS2版『宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲』にも登場します。外見は『さらば』に基づいていますが、乗艦は『ヤマト2』同様のメダルーザになっています。ストーリー展開においても、『ヤマト2』に準拠した形で彼の存在感が描かれています。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

『2202』では、バルゼーは新たに設定をされています。彼は帝星ガトランティスの第七機動艦隊司令長官となり、自らの信念に基づいて地球に侵攻します。容姿は『さらば』の彼を基にしつつも、異なる要素が組み合わされており、作品における彼の役割は重要です。物量での中央突破を試みるものの、地球側の抵抗を受け、最後には大帝ズォーダーからの命令によって敗北を喫します。

バルゼーは『宇宙戦艦ヤマト』シリーズにおいて、敵側の重要キャラクターとして強い印象を残しており、彼の戦いはファンにとっても記憶に新しいものとなっています。

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