『バレットガールズ2』は、
2016年4月21日に
ディースリー・パブリッシャーから発売された
PlayStation Vita用ゲームソフトです。
2014年に発売された『バレットガールズ』の続編であり、
2018年には『バレットガールズ ファンタジア』が発売されました。本作では、前作に引き続き私立岬守学園のレンジャー部と、新たに登場する私立エルダ学院のレンジャー部との対抗戦が物語の中心となります。
登場キャラクター
私立岬守学園レンジャー部
私立岬守学園レンジャー部は、全員が
惑星の名を持つ「専守防衛」を専門とする部活動で、ランキングでも常にトップに君臨しています。二年生たちは「四弾丸」と呼ばれ、その実力は周囲からも一目置かれています。一年生の二人は「岬守の両翼」として、日々研鑽を積んでいます。
火乃本 彩(ひのもと あや)
声 - M・A・O
前作から引き続き登場する「岬守学園編」の主人公。私立岬守学園1年生で、レンジャー部に所属しています。優しく仲間思いですが、レンジャー部員としては精神的に未熟な面も持ち合わせています。元々は救護部志望でしたが、提出する部活を間違えたためレンジャー部に入部。前作では退部を認められないルールのため仕方なく活動していましたが、夏季合宿を経て大きく成長しました。今作では、学園側の思惑で入部させられたことが示唆されています。冴島嵐との出会いを経て、ライバルとして、そして友人として成長していきます。エルダ学院編では最終ボスとして、優理奈と共に「岬守の両翼」として立ち塞がります。二つ名は「烈火の弾丸」。
金園 優理奈(かねぞの ゆりな)
声 -
内田彩
前作から引き続き登場する私立岬守学園1年生で、レンジャー部に所属しています。天然で清楚な雰囲気ですが、その実力は非常に高いです。同じ一年生の彩とは親友ですが、前作ではエルダ学院から送り込まれたスパイであることが発覚しました。しかし、彩との友情や部員たちの絆によって、レンジャー部に残ることを決意します。エルダ学院編では、彩と共に最終ボスとして立ちはだかります。二つ名は「雷鳴の弾丸」。
木住野 玲美(きしの れみ)
声 -
福原香織
前作から引き続き登場する私立岬守学園2年生で、レンジャー部に所属しています。小柄で活発な少女ですが、時折「狂気モード」「猫魔王」と呼ばれる凶悪な人格に変貌します。別人格の玲美は「四弾丸」最強であるとされています。二つ名は「狂気の弾丸」。
高梨 月代(たかなし つきよ)
声 -
三澤紗千香
前作から引き続き登場する私立岬守学園2年生で、レンジャー部に所属しています。
ツンデレで寂しがり屋な性格で、独自のコミュニケーション「モミケーション」を好みます。サポーター気質で、気配を消して移動するのを得意とする、くのいちのような戦闘スタイルを持ちます。二つ名は「幻惑の弾丸」。
天峰 咲姫(あまみね さき)
声 -
洲崎綾
前作から引き続き登場する私立岬守学園2年生で、レンジャー部に所属しています。部活サボりの常習犯でお菓子好きのロリっ娘。見た目に反してポテンシャルは高く、エルダ学院のジェリー・ニュアージュとはライバルのような関係です。二つ名は「微笑の弾丸」。
神代 海凪(かみしろ みなぎ)
声 - 上間江望
前作から引き続き登場する私立岬守学園2年生で、レンジャー部に所属しています。眼鏡をかけた物静かな少女で、今作では
参謀を務めます。「双天一流」の継承者であり、武士のような口調で話します。二つ名は「氷刃の弾丸」。
早乙女 陽希(さおとめ あき)
声 -
田野アサミ
前作から引き続き登場する私立岬守学園3年生で、レンジャー部副部長。体育会系で姉御肌な性格です。祖母は「伝説のバレットガールズ」と呼ばれていました。二つ名は「雄健の弾丸」。
土居内 麻衣(どいうち まい)
声 -
巽悠衣子
前作から引き続き登場する私立岬守学園3年生で、レンジャー部部長。名家のお嬢様ですが、後輩思いな性格です。私立エルダ学院の香坂千晴とはライバル関係にあります。過去に負った傷の治療のため校外活動が多く、あまり部活には姿を見せません。レンジャーとして活動できることを心から喜んでいます。
雪城 瑠水(ゆきしろ るみ)
声 - 牟田実波
前作から引き続き登場する私立岬守学園3年生で、購買部所属。今作ではプレイアブルキャラクターとなります。中等部時代は麻衣、陽希、千晴のバックアップをしていました。二つ名は「純潔の贈り物」。
星川 冥香(ほしかわ めいか)
声 -
牧野由依
前作から引き続き登場する、関西弁を話す女教師で、私立岬守レンジャー部の顧問。歴代最強と言われた「八弾丸」時代の部長でした。エンディング後の追加ストーリーでは、プレイアブルキャラクターとして登場し、その強さを見せつけます。二つ名は「戦嬢の弾丸」。
私立エルダ学院レンジャー部
私立エルダ学院レンジャー部は、部員が6人で構成されています。顧問の代わりに仮面を被った女性が臨時顧問を務めています。部員たちの名前は天候から取られています。
冴嶋 嵐(さえじま らん)
声 -
松井恵理子
「私立エルダ学院編」の主人公で、私立エルダ学院1年生。小柄で生意気な問題児で、天与の才で生きてきたため努力を嫌います。転校した優理奈の穴埋めとしてレンジャー部に入部しますが、その実力は本物です。当初は自分勝手な行動が多かったですが、最終的には仲間を信頼するバレットガールズへと成長します。二つ名は「天与の弾丸」。
ジェリー・ニュアージュ
声 -
金元寿子
私立エルダ学院1年生で、フランスからの交換留学生。日本の
サブカルチャーに傾倒しており、お小遣いのほとんどを「推し事」に使っています。バレットガールズとしての能力は非常に高く、嵐からは「本気を出していない」と言われています。二つ名は「叡智の弾丸」。
楼山 美雨(ろうやま みう)
声 - 明坂聡美
私立エルダ学院2年生で、ポニーテールのクールな少女。中等部までは岬守学園に通っており、「四弾丸」のサポーターをしていました。しかし、ある出来事をきっかけにエルダ学院へ進学しました。二つ名は「静穏の弾丸」。
近衛 霞未(このえ かすみ)
声 -
橋本ちなみ
私立エルダ学院2年生で、霧乃の双子の妹。小柄で
巨乳、お魚が大好きで気が弱い性格です。二つ名は「愛嬌の弾丸」。
近衛 霧乃(このえ きりの)
声 -
優木かな
私立エルダ学院2年生で、霞未の双子の姉。小柄で
貧乳、勝気な性格でお肉が大好きです。二つ名は「嬉遊の弾丸」。
香坂 千晴(こうさか ちはる)
声 -
楠田亜衣奈
私立エルダ学院3年生で、エルダ学院レンジャー部部長。男勝りな口調で話すサディストです。岬守学園の麻衣とはライバル関係にあります。隊長として部員をまとめ、特に嵐を期待しています。二つ名は「悦楽の弾丸」。
その他
仮面を被った女性
声 -
牧野由依
私立エルダ学院レンジャー部の臨時顧問を務める女性。尊大な口調で話し、正体は不明です。その実力は圧倒的で、冴嶋嵐を指導します。
謎の購買部員
声 - 牟田美波
ヒゲメガネで素顔を隠した謎の少女。様々な武装やアイテムを仕入れ、エルダ学院側のバックアップをしています。
私立エルダ学院学院長
私立エルダ学院レンジャー部のバックアップを行っています。直接ゲームに登場することはありません。
開発
前作でユーザーから寄せられた意見を取り入れながら、本作の開発が進められました。強豪校である私立岬守学園と、一度も勝利したことがない私立エルダ学院の対抗戦が、本作のストーリーの主軸に据えられています。また、ゲームを進めることで、登場人物たちの関係性が明らかになる仕掛けが施されていますが、ユーザーの想像に任せるために、あえて明確に描かれていない部分もあります。
キャラクター設定
新キャラクターの作成は、
プロデューサーの
臼田裕次郎氏のアイデアをもとに、シェード側が構築するという方法がとられました。特に冴嶋嵐とジェリー・ニュアージュのキャラクター設定には苦労したようです。臼田氏の要望で、二人の名前が「
ランジェリー」になるように「嵐(らん)」と「ジェリー」と名付けられました。ジェリーの苗字は、フランス語で雲を意味する「ニュアージュ」に設定されています。また、購買部の雪城瑠水や、レンジャー部OGの星川冥香といった前作のサブキャラクターは、ユーザーからの要望によって尋問対象として追加されました。
ビジュアル
登場人物の表情は、目、口、エフェクトの3パーツで構成されており、各パーツはプレイヤーの尋問によって変化します。表情の組み合わせは500通りを超え、過激なパーツは存在しないものの、組み合わせによっては
アヘ顔が出てくることもあります。シェードから臼田氏に送られてくる表情やポーズの中には、臼田氏が難色を示したものも多数あり、前作と比較して、シェード側の表現が過激になったと述べています。
出典
バレットガールズ2 公式サイト
バレットガールズ2 (@BulletGirls_OPS) - X(旧Twitter)