金元寿子

金元寿子（かねもと ひさこ）について

金元寿子は、1987年12月16日生まれの日本の女性声優および歌手であり、本名でも活動しています。彼女は岡山県倉敷市出身で、現在はぷろだくしょんバオバブに所属しています。旧芸名は相川寿里であり、これまでにさまざまなアニメ作品で注目を集めてきました。

幼少期と声優を目指すきっかけ

金元は幼少期より両親の影響で吹き替え作品を好み、声優という職業に対して憧れを抱いていました。高校3年生の進路を考える時期に、「もっとしゃべりたい」という気持ちから、声優専門学校への進学を決意します。影響を受けた作品には『ヒカルの碁』や『∀ガンダム』、さらには『名探偵ホームズ』などがあり、特に小林沙苗の演じたキャラクターに強く心を惹かれました。

金元は岡山県立鴨方高等学校を卒業後、専門学校アートカレッジ神戸の声優学科へ進むことになります。当初反対した両親に対して、自らの意思を貫き、一人暮らしをしながら学び続けました。

声優キャリアのスタート

2008年に専門学校を卒業した後、東京に移り、ぷろだくしょんバオバブ附属の養成所『B・A・O』に所属します。翌2009年5月、公開オーディションを通じて『たのだん』での主演に選ばれることで初めての大きなチャンスを得ました。同年10月には本名の金元寿子を名乗ることを発表し、本格的に声優活動をスタートさせることとなります。

2010年、アニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』で主人公カナタの役を務め、本格的なデビューを果たします。同年秋には『侵略!イカ娘』でのイカ娘役に抜擢され、この役は特に彼女の代表作の一つとなりまました。2011年には、第5回声優アワードで新人女優賞を受賞するなど、その才能が広く認知されすることになります。

声優活動とプライベート

金元の主な声優活動は、10代の女の子役が多く、高い演技力でさまざまなキャラクターを表現しています。趣味は映画鑑賞や音楽鑑賞、プラモデル作りで、特技にはバスケットボールやバレーボールがあります。また、MOS Word2003と英検3級の資格も持っています。

彼女は声優仲間の赤﨑千夏と非常に親しい関係を築いており、ふたりで旅行に出かけるほどの仲であるといいます。その他にも、内山夕実や田村睦心、茅野愛衣といった同年代の女性声優と交流を深めています。高校時代はバスケットボール部とバレーボール部に所属しており、気配りや協調性に優れた人物でもあります。

持ち役と活動の多様性

金元はアニメだけでなく、ゲームや劇場アニメ、さらには吹き替えなど多様な媒体で声優活動を行っており、特に『スマイルプリキュア!』の黄瀬やよい / キュアピースの役でも知られています。彼女が演じたキャラクターは、多くのファンに愛され続けています。

海外留学とその後

2018年には語学の勉強を目的とした海外留学を発表し、その影響でしばらく休業しましたが、2019年に復帰。今年も新作アニメやゲームに数多くキャスティングされています。彼女の活動は声優業界でも一目置かれる存在として、今後の活躍が期待されています。金元寿子は声優としての情熱を持ち続け、自らのキャリアを切り開きつつ、今後も多彩な挑戦を続けることでしょう。

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