『
バーチャファイター5』は、
セガ・AM2研が開発した3D
対戦型格闘ゲームで、
2006年に登場しました。これは
バーチャファイターシリーズの5番目の作品であり、最先端の3DCGアーケード基板LINDBERGHを使用して開発され、驚くほどリアルなグラフィックを実現しています。
ゲームの特徴
このゲームは、特に新たに登場したキャラクターたちが特徴的です。猴拳を使うアイリーンと、ルチャ・リブレを得意とするエル・ブレイズが新たに加わったことで、選べるキャラクターの幅が広がりました。また、ゲームの進化の一環として、軸移動システムが刷新され、「オフェンシブムーブ」や「ディフェンシブムーブ」が導入されました。これにより、プレイヤーは相手に攻撃を仕掛ける新たな戦略を実践できるようになります。
さらに、「VFターミナル」や「VF.TV」など、多様な機能が追加され、データ管理や対戦配信が可能になりました。
バージョンアップと家庭用版
2006年から
2008年にかけて、ゲームは順次バージョンアップされ、特に「ノックアウト・トライアル」といった新しいタスクが追加されました。家庭用版も後にリリースされ、PS3と
Xbox 360でプレイ可能となりました。これにより、アーケードでの経験を家庭でも楽しむことができ、オンライン対戦機能も引き継がれました。
2008年には『
バーチャファイター5 R』が登場しました。このバージョンではキャラクターが追加され、全体的なバランス調整も行われました。特に「四神大戦」など新たなイベントが実施され、様々なプレイヤーが楽しめるような工夫が施されました。
2010年にリリースされた『
バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』は、初心者にも優しいシステムを掲げて新たなバランス調整が加えられました。特に0フレーム投げや相殺といった要素が廃止され、プレイヤーにとって分かりやすいゲーム性が目指されました。これにより新しいプレイヤースタイルが生まれ、初心者でもプレイしやすくなりました。
2021年には『
バーチャファイター eスポーツ』がリリースされ、これまでの要素を引き継ぎつつ、eスポーツに特化した内容に進化しました。この新たなバージョンでは、プレイヤー同士の競争を促す要素が強化され、より多くの層に楽しんでもらえるよう工夫されています。PS4版やアーケード版が展開され、今後も新しい挑戦が期待されます。
ストーリーとキャラクター
ストーリーには、世界格闘トーナメントの背景があり、多くのキャラクターが集結します。使用可能なキャラクターは、シリーズを通じて累積され、最終的に19人に達しました。個性豊かなキャラクターたちが織りなす物語の中で、プレイヤーは自分のお気に入りのキャラクターを使いこなす楽しさを味わえます。
まとめ
『
バーチャファイター5』は、その革新性と多様性でプレイヤーを惹きつけ、格闘ゲームの世界に新風を吹き込みました。シリーズの進化を体験し、友人との対戦を楽しむことができるこのゲームは、まさに格闘ゲームファン必見のタイトルです。今後の展開にも期待が高まります。