パソコン音楽クラブ

パソコン音楽クラブ（PASOCOM MUSIC CLUB）

パソコン音楽クラブは、2015年に結成された日本のDTMユニットで、メンバーにはらくたむ（代表）、柴田、西山、塚越、まほちゃん（マネージャー）、さらにヴァージニア州出身のメンバーが加わっています。彼らは「DTMの新時代が到来する！」というテーマのもと、音楽制作に取り組んでいます。現在、このユニットは主に柴田と西山を中心に活動しています。

音楽スタイルと使用機材

パソコン音楽クラブは、90年代の音源モジュールやデジタルシンセサイザー、具体的にはローランドやヤマハのSCシリーズ、MUシリーズを用いて独自の音楽を制作しています。メンバーはそれぞれ、特定の機材に精通しており、個々のスタイルが反映された楽曲を生み出しています。柴田は、RolandのSC-88ST ProやJP-8000、JUNO-106などを駆使し、西山はSK-88ProやJV-1080を使っています。特に、柴田が所有するSK-88Proの音源を中心にした楽曲がEPに収録されていることも面白い点です。

メンバー紹介

柴田 碧（しばた あおい）

1995年生まれ、大阪府出身。東京在住。このメンバーは幼少期からYMOを聴いて育ち、影響を受けています。彼は3歳からピアノを学びましたが、あまり練習せずに中学で辞めました。彼は独自のソロプロジェクトとしても活動しており、様々な名前で音楽をリリースしています。

西山 真登（にしやま まさと）

1994年生まれ、大阪府堺市出身で、特に料理が得意という一面があります。中学時代は卓球部に所属し、愛犬のマロンと一緒に生活しています。彼もソロ名義で活動しており、そのスタイルもユニークです。

活動の歴史

パソコン音楽クラブは結成当初から、いくつかのアルバムやEPをリリースしてきました。その中でも2018年にリリースされた1stアルバム『DREAM WALK』や、2019年の2ndアルバム『Night Flow』は特に評価されています。後者はCDショップ大賞に入賞し、リミックスアルバムなども制作されています。また、アニメ『ポケットモンスター』のエンディングテーマ「ポケモンしりとり」の作詞・作曲・編曲も担当し、彼らの音楽が世に広がる一因となりました。

受賞と作品

『DREAM WALK』や『Night Flow』の成功後も、パソコン音楽クラブはその活動を続け、2020年にはミニアルバム『Ambience』をリリース。2021年には3rdアルバム『See-Voice』、2023年には4thアルバム『FINE LINE』を発表し、その都度新たなテーマで音楽を展開しています。また、リミックスや他アーティストとのコラボレーションも精力的に行っています。

メディアへの露出

彼らの活動は音楽シーンにとどまらず、多くのメディアで取り上げられています。新聞の特集や雑誌、オンライン番組にも出演し、音楽制作に関する思いを発信しています。

エピソードと人間関係

柴田と西山は大学時代に共通の友人を通じて出会い、ポップスバンドを組んだ経験があるなど、彼らのバックグラウンドには興味深いエピソードが多数存在しています。彼らのユニークな活動や個性的なキャラクターは、ファンのみならず多くの音楽関係者からも注目されています。

その他の特徴

パソコン音楽クラブは、楽器や音響機器の使用に対する独特のアプローチを持ち、音楽制作を通じてデジタル音楽の可能性を広げることに貢献しています。彼らの音楽は新しい視点や感覚を提供し、聴衆を魅了し続けています。

もう一度検索