ファーストブレス

株式会社ファーストブレス：地域医療連携システムのリーディングカンパニー

株式会社ファーストブレス（Firstbreath, Inc.）は、北海道札幌市に本社を置く、システムソフトウェア開発・販売を主軸とする企業です。社名には、子クジラが初めて呼吸をする様子になぞらえ、情報技術を通じて地域社会に革新的な貢献を目指すという企業理念が込められています。

事業内容

同社は、情報システムサービスのコンサルティングから、ソフトウェア開発・販売、そしてシステム運用・保守まで、ワンストップでサービスを提供しています。その中でも、特に地域医療連携システムに特化しており、医療機関の業務効率化や円滑な情報共有に貢献するシステム開発で高い評価を得ています。

沿革と成長

2002年、札幌インキュベーションゾーン（SIZ）で創業したファーストブレスは、創業間もなく、北海道中小企業総合支援センターの事業化資金貸付事業に採択されるなど、高い成長性を見込まれていました。2003年には株式会社へ組織変更し、インターネット型患者管理支援サービス「ファーストパス」を開始。その後も、病診連携地域ネットワークシステム「ファーストパス/コミュニティリンク」、介護情報ファイリングシステム「ファーストパス/ケアファイル」など、医療機関のニーズに応える製品・サービスを次々と開発・提供してきました。

2008年には、地域医療連携システム「ファーストパス/コミュニティリンク２」をリリースし、更なる事業拡大を達成。2010年には医療相談部門支援システムの販売を開始するなど、医療機関における情報化を積極的に支援しています。2013年には東京営業所を開設し、事業領域を全国へと拡大しています。

主要製品・サービス

ファーストブレスは、医療機関の業務効率化に貢献する様々なシステムを提供しています。代表的な製品・サービスとしては以下のものが挙げられます。

地域連携部門システム「firstpass/community-link2」: 地域医療連携室の業務フローを綿密に分析し開発されたシステムで、業務の効率化と円滑な情報共有を実現します。
相談部門支援システム「firstpass/community-link2」: 医療相談、がん相談、退院調整業務などを支援するシステムで、患者の負担軽減と医療関係者の業務効率向上に貢献します。
* 地域連携ネットワークサービス「firstpass/AreaConnect」: IDCを活用したクラウド型の地域連携ネットワークシステムで、安全で安定した情報共有環境を提供します。

企業理念と社会貢献

ファーストブレスは、単なるシステム開発会社としてだけでなく、地域社会への貢献を強く意識しています。社名にも表れているように、情報技術を通じて医療機関や地域社会にフレッシュな提案を提供し、より良い社会づくりに貢献することを目指している企業です。

今後の展望

ファーストブレスは、今後も地域医療連携システムの開発・提供に注力し、医療機関のニーズに応える革新的な技術開発を続けていくでしょう。高齢化社会の進展に伴い、医療機関の情報化ニーズはますます高まっており、ファーストブレスの果たす役割は今後ますます重要になっていくと考えられます。

関係団体

社団法人北海道IT推進協会

外部リンク

公式ウェブサイト

もう一度検索