フィールドアスレチック

フィールドアスレチックとは

フィールドアスレチックは、自然の地形や森林を活かし、様々な障害物を配置した屋外型のアスレチック施設です。参加者は、走る、跳ぶ、登る、くぐるなど、全身を使ってこれらの障害物をクリアしていきます。単なる遊具ではなく、運動能力やバランス感覚、判断力、そして冒険心を養うことができるのが魅力です。

フィールドアスレチックの魅力

自然との一体感: 自然の中で体を動かす爽快感は格別です。都市部の公園では味わえない、開放的な空間でリフレッシュできます。
全身運動: バランス感覚、筋力、持久力など、様々な運動能力を同時に鍛えられます。
冒険心と達成感: 難易度の高い障害物をクリアした時の達成感は、自信にもつながります。
家族や仲間との交流: みんなで協力して障害物を攻略することで、コミュニケーションが深まります。

フィールドアスレチックの種類

フィールドアスレチックには、様々な種類があります。

自然公園型: 自然公園内に設置された、比較的難易度の低いコースが多いのが特徴です。家族連れで気軽に楽しめます。
有料施設型: 民間企業が運営する、本格的なコースが揃っています。体力に自信のある方や、アスレチック好きにおすすめです。
インドア型: 天候に左右されずに楽しめる屋内型施設もあります。都市部を中心に展開しており、手軽に体を動かしたい時に便利です。

オブスタクルスポーツ：競技としてのフィールドアスレチック

フィールドアスレチックを競技として発展させたものが、オブスタクルスポーツです。コースに設置された様々な障害物をクリアする速さを競います。近年、世界中で人気が高まっており、国際的な大会も開催されています。

オブスタクルスポーツの歴史

1997年に日本のテレビ番組「SASUKE」から誕生し、世界中で人気となりました。当初は海外で受け入れられないと考えられていましたが、「人対障害コース」の構図や、参加者が互いを応援する姿が共感を呼び、世界160か国で視聴される人気コンテンツに成長しました。

国際的な動きとしては、国際障害スポーツ連盟（FISO）が設立され、世界選手権も開催されています。日本では、2023年に日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)が発足し、2024年には日本初のFISO公認コースが徳島県に建設されました。

オリンピック種目化への動き

オブスタクルスポーツは、2028年ロサンゼルスオリンピックでの採用を目指し、近代五種競技の代替種目として検討されています。国際近代五種連合（UIPM）は、障害物レースのテストを行い、IOC総会で種目変更が承認されました。これにより、オリンピックでオブスタクルスポーツを見られる日が近づいています。

主な大会

世界各地で様々なオブスタクルスポーツの大会が開催されています。

Commando Challenge：米国陸軍特殊部隊の選抜コースを基にした大会
Iron Viking：「世界で最もタフなマラソン」と称される、バイキングをテーマにした大会
World’s Toughest Mudder：24時間耐久の障害物レース

フィールドアスレチックを楽しむための注意点

服装: 動きやすく、汚れても良い服装を選びましょう。サンダル履きは避け、運動靴を着用してください。
安全装備: ヘルメットやグローブなど、施設が用意している安全装備は必ず着用しましょう。
体調: 体調が悪い時は、無理をしないようにしましょう。
ルール: 施設のルールを守り、安全に配慮して楽しみましょう。

フィールドアスレチック関連情報

日本フィールドアスレチック協会
日本オブスタクルスポーツ協会
* 国際障害スポーツ連盟

フィールドアスレチックは、子供から大人まで、誰でも気軽に楽しめるスポーツです。自然の中で体を動かし、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

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