2028年ロサンゼルスオリンピック

2028年ロサンゼルスオリンピック

2028年ロサンゼルスオリンピックは、2028年7月14日から30日までの17日間、アメリカ・ロサンゼルスで開催される予定のオリンピック競技大会です。この大会は「ロサンゼルス2028」や「LA28」とも呼ばれ、ロサンゼルスでのオリンピック開催は1984年以来44年ぶりのこととなります。また、アメリカ国内では1996年のアトランタオリンピック以来32年ぶりの夏季開催となり、冬季大会を含むと2002年のソルトレークシティオリンピック以来9度目の開催となります。

開催地決定の経緯

ロサンゼルスが2028年大会の開催地に選ばれるまでの経緯は興味深いものです。2017年6月には、国際オリンピック委員会（IOC）の理事会にて、2028年大会の開催都市を2024年大会の開催地と同時に決定する計画が承認されました。続いて、ロサンゼルスが2024年大会への招致を断念したことで、パリが2024年大会に選出されました。その後、同年9月に開催されたIOC総会で、ロサンゼルスが2028年大会の開催地となることが全会一致で可決されました。

エンブレムとデザイン

大会のエンブレムは2020年9月に発表され、五輪とパラリンピックの同一デザインが採用されました。特に「LA28」のAの部分のデザインは、様々なクリエイターによって多様に展開される仕組みとなっています。

実施競技と競技の選定

2021年12月、IOC理事会ではLA28での実施競技が決定され、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの3競技が含まれた28競技が選ばれました。なお、ドーピング問題や競技連盟の運営に関わる課題が指摘されているウエイトリフティングとボクシング、近代五種の馬術が除外される見込みでしたが、最終的には近代五種が馬術を外し、オブスタクルスポーツの要素を取り入れた形で加えられることとなりました。

追加種目と候補競技

2022年8月の報道によると、2028大会への追加種目として、クリケット、空手、野球・ソフトボール、ラクロス、ブレイキンなどの9つの競技が最終候補に選ばれました。その後、組織委員会により、クリケット、野球・ソフトボール、ラクロス、スカッシュ、フラッグフットボールの5競技10種目が実施に決定されました。

競技会場

LA28の招致委員会は大会の開催にあたって新しく施設を建設せず、既存の競技施設を利用する方針を採っています。メイン会場にはLAコロシアムが選ばれ、選手村はUCLAに設置される予定です。また、クリプト・ドットコム・アリーナやローズボウル、ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークなどが利用されることも決まっています。

スポンサーシップ

大会は多くのスポンサーから支援を受けています。ワールドワイドオリンピックパートナーとしては、Airbnb、アリババグループ、アリアンツなどが名を連ね、コカ・コーラやサムスン電子なども協賛企業として参加しています。

今後の準備や大会の運営がどのような形で進むのか、多くの人々が注目しています。

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