フラーゴラッド鹿児島

フラーゴラッド鹿児島

フラーゴラッド鹿児島（ふらーごらっどかごしま）は、鹿児島県日置市が拠点の男子バレーボールクラブチームです。2024-25シーズンにはV.LEAGUE MEN 西地区に所属し、地域の期待を背負いながら活動しています。

概要

フラーゴラッド鹿児島の運営は、株式会社フィールドエックスによって行われており、2023-24シーズンからV.LEAGUE DIVISION3 MENに参入しています。ホームタウンは日置市ですが、同県内の伊佐市や南九州市、出水市、南さつま市、いちき串木野市ともサブタウン協定を締結しており、広範な地域との連携を促進しています。

このチームは、鹿児島商業高等学校のOBを中心に2012年に設立された「Kagoshima Cherry Blossoms」が前身で、2021年4月に「フラーゴラッド鹿児島」として新たにスタートを切りました。チーム名にある「フラーゴラ」はイタリア語で「イチゴ」を意味し、鹿児島の地元方言の「っど」が加わることで前向きな姿勢を表現しています。

チームのエンブレムは、風に揺れる旗のようにデザインされた「F」の文字が特徴で、空、大地、海を象徴する3色のカラーが使われています。また、ピューマのキャラクター「ゴラッドン」がチームのマスコットとして親しまれています。

歴史

フラーゴラッド鹿児島のルーツは2012年にまで遡ります。当時、鹿児島商業高等学校のOBによって設立された「Kagoshima Cherry Blossoms」は、2013年の国民体育大会で5位、翌年に4位の成績を残し、以降も安定した実績を積み上げていきました。特に、2018年には全日本6人制バレーボールクラブカップでの優勝を果たし、チームの実力を証明しました。

2021年4月には、鹿児島県初のV.LEAGUE入りを目指すために一般社団法人「鹿児島スポーツプロモーション」が設立され、それに伴いフラーゴラッド鹿児島が誕生しました。設立の中心メンバーには、川畑俊輔が名を連ね、地域活性化とコミュニティとのつながりを重視するチーム作りを目指しました。2022年3月には運営法人が株式会社に改組され、フィールドエックスとなりました。

この同年、日置市や他の市とのサブタウンパートナー協定も締結され、地域との結びつきを強化しました。また、元V2男子のプレーヤー津田大地が入団し、営業活動やプレーイングマネージャーとしても活躍しています。

2022年10月にはV.LEAGUEのS3ライセンスを取得し、2023-24シーズンにDIVISION3への参入が決定。2023年に入ってからも、新たにエグゼクティブディレクターとして中田久美が就任し、さらなる成長を目指す姿勢が見て取れます。

2024年に入ると、監督の島田桃大が辞任し、日置市伊集院総合体育館といちき串木野市総合体育館が新たな愛称を持つことが決まりました。これにより、チームの認知度や地域連携が一層深まることでしょう。今後、フラーゴラッド鹿児島が獲得する成績や地域への貢献がますます期待されます。

成績

現在までのところ、V.LEAGUE DIVISION3 MENでは優勝や準優勝といった成績は残していませんが、着実に実力をつけ、今後の活躍に期待が寄せられています。地域に根ざした活動と競技力の向上を目指すフラーゴラッド鹿児島は、これからも多くのバレーボールファンに愛される存在であり続けるでしょう。

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