ベルジョイス

株式会社ベルジョイス：北東北を代表するスーパーマーケットチェーンの歩み

1928年、岩手県盛岡市で精肉店「一戸商店」として創業した株式会社ベルジョイス。長い歴史と数々の変遷を経て、現在では北東北（青森県、岩手県）と宮城県でスーパーマーケットを展開する企業へと成長を遂げました。アークスグループに属し、CGCグループにも加盟するなど、業界においても重要な役割を担っています。

創業からスーパーマーケットチェーンへの進化

当初は精肉店としてスタートしましたが、1958年にはスーパーマーケット事業に業態転換。チェーンストア展開を開始し、順調に店舗数を拡大していきました。社名も「株式会社一戸商店」から「株式会社いちのへ」、「株式会社ジョイス」と変更し、1994年にはジャスダック市場に上場を果たしました。

積極的な企業買収と地域拡大

成長戦略として、同業他社の買収・合併を積極的に展開。株式会社ベルマート、株式会社三陸ジョイス、株式会社北上ジョイスなどを傘下に収め、東北地方における販売網を拡大しました。これらの合併によって、規模の経済効果を生み出し、競争力強化に繋げたと考えられます。

東日本大震災からの復興

2011年の東日本大震災では、被災地である東北地方の店舗にも甚大な被害を受けました。津波による店舗の流失、全壊、営業休止など、大きな困難に直面しましたが、被災地の復興に貢献するため、いち早く営業再開に努めました。

アークスグループへの加入と更なる発展

2012年には、北海道・北東北でスーパーマーケットを展開するアークスグループと経営統合。アークスの完全子会社となり、グループの強力な支援の下で、事業基盤を更に強化することができました。その後、2016年には、同じアークスグループの株式会社ベルプラスを吸収合併し、現在の社名「株式会社ベルジョイス」となりました。これにより、2本社制となり、更なる事業拡大を目指した体制へと進化を遂げました。

業態転換と店舗展開

長年に渡る事業展開の中で、時代の変化に対応した業態転換にも積極的に取り組んでいます。食品スーパーの「ジョイス」、食品ディスカウントストアの「ロッキー」、「ビッグハウス」、大型食品ディスカウントストアの「スーパーロッキー」、大型スーパーの「スーパーアークス」など、多様な業態を展開し、幅広い顧客層のニーズに対応しています。

過去と現在、そして未来へ

株式会社ベルジョイスは、創業から現在まで、地域社会に密着した経営を展開。常に変化する市場環境に対応しながら、新たな挑戦を続けることで、北東北地域の食生活を支える存在として、重要な役割を果たしています。今後も、地域住民のニーズを捉え、より良い商品とサービスを提供することで、更なる発展を目指していくことでしょう。

沿革の補足

1996年にはCGCグループに正式加入。
2003年にはポイントカードを導入し、顧客サービスの向上に努めました。
2004年には花巻物流センターを開設。物流効率化を進めました。
2007年には北東北で初めてセルフレジを導入し、利便性の向上に貢献しました。
2020年には「スーパーアークス」ブランドを東北地方で初めて展開開始。
2023年には株式会社みずかみと経営統合し、完全子会社化しました。

閉店した店舗について

長年の歴史の中で、時代の流れや様々な要因により、多くの店舗が閉店しています。これらの閉店は、経営判断に基づくものであり、常に効率性と顧客満足度のバランスを追求する姿勢が伺えます。

関連企業との連携

ベルジョイスは、様々な企業との連携を通して、事業を拡大してきました。これらの連携は、経営の安定化、事業の多角化、地域経済への貢献などに繋がっていると考えられます。

株式会社ベルジョイスの未来は、更なる発展が期待されます。地域に根差した経営を続けながら、時代の変化に対応し、新たな価値を創造することで、今後も北東北地域の食生活を支え続けることでしょう。

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