ボンバーマンMAX

概要

『ボンバーマンMAX』（ぼんばーまんまっくす）は、1999年12月17日にハドソンからリリースされたゲームボーイカラー向けのアクションゲームです。このゲームは、ボンバーマンシリーズにおいて初めて2つの異なるバージョンで展開されました。これらは『ボンバーマンMAX 光の勇者』と『ボンバーマンMAX 闇の戦士』として知られ、それぞれのバージョンは海外では『BLUE CHAMPION』と『RED CHALLENGER』という名称で登場しています。

ゲームの両バージョンには、それぞれ異なる主人公キャラクター、登場するキャラボン、そして収録されているステージが用意されています。開発当初は、闇の戦士版に黒ボンバーマンを主人公として考えていたとの情報もあります。

ストーリー

物語は、異なる進化を遂げた5つの星が広がる宇宙空間から始まります。その中でも、機械惑星「フューチャースター」に怪しい影が忍び寄り、惑星を支配するコンピューター「ブレイン」が突如暴走を始めてしまいます。このブレインの暴走によって、他の惑星も機械化の脅威にさらされます。

宇宙基地「ボンバーベース」の科学者Dr.アインは、この事態の解決を図るため、ボンバーマンとマックスに指令を授け、各星に住むキャラボンを救出する使命を託けます。この事件の背後には、全宇宙を機械化しようとする謎の組織「機械化組織」が潜んでおり、果たしてどちらが宇宙を救うのか、彼らの運命が試されることとなります。

キャラクター

1. ボンバーマン
光の勇者として立ち上がるボンバーマンは、絶滅の危機にあるキャラボンの救出に全力を尽くす熱い心を持つキャラクターです。主に炎の爆弾で戦います。

2. マックス（MAX）
謎に包まれた闇の戦士版の主人公で、右手の機械には多くの能力が隠されています。クールな性格であり、機械化組織に対して強い怒りを抱いています。雷属性の爆弾「ライトニングボム」を使用します。

ゲームプレイ

プレイヤーはボンバーマンまたはマックスを操作し、様々なエリアをクリアしていきます。各エリアにはクリア条件が設けられ、条件を満たすことで次のエリアへと進めます。本作では出口が複数存在することがあり、選ぶ出口によって次のステージが変わります。クリア済みのエリアは再度挑戦することが可能であり、アイテムを利用することで自身の強化を図れます。

エリアは全部で100存在し、ゲームオーバー時にはエリア攻略率に応じた称号が授与されます。プレイヤーは2つのセーブファイルを利用し、記録を残しながらゲームを進めることができます。

ステージ

本作の舞台となるのは、進化の異なる5つの惑星です。各ステージの特長とボスキャラクターは以下の通りです：

- ステージ1: 原始惑星ザウルススター

火山が活動する未開の地で、ボスはドグーです。

- ステージ2: 忍者惑星シークレットスター

日本の文化が色濃く反映されたステージで、ボスはカブキマン。

- ステージ3: 戦闘惑星バトルスター

終わりのない戦争が常態化した軍事惑星で、ボスはソルジャータンクです。

- ステージ4: 都市惑星シティスター

工事中の都市で、多彩なトラップが存在し、ボスはソーサリー。

- ステージ5: 機械惑星フューチャースター

完全に機械に制御された惑星で、最終ボスはブレインとなります。

アイテムと敵

各ステージには多様なアイテムや敵キャラクターが登場します。これにより、プレイヤーは戦略的にゲームを進める必要があります。ボンバーマンシリーズ特有のアイテムがプレイヤーの役に立ち、敵キャラクターは多種多様で、各ボスも独自の攻撃パターンを持っています。

キャラボン

さまざまな能力を持つキャラボンを救出することも本作の魅力のひとつです。各キャラボンは、異なる属性を持ち、育成要素も存在します。道中でキャラボンを得ることで、自らの戦力を増強することが可能です。

結論

『ボンバーマンMAX』は、伝統的なボンバーマンの魅力を保ちながらも、新たに挑戦的な要素を加えた作品で、プレイヤーに多様な楽しみを提供します。2つの異なるバージョンの探索を通じて、プレイヤーはより深いプレイ体験を楽しむことができ、ボンバーマンシリーズの新たな幕開けを感じさせる作品です。

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