ポケモン超不思議のダンジョンの概要
『ポケモン超不思議の
ダンジョン』は、
スパイク・チュンソフトが手掛けた
ニンテンドー3DS用の
ダンジョンRPGで、
2015年9月17日にリリースされました。プレイヤーは、ポケモンの子どもとして異世界に転生した元人間の主人公を操作し、仲間たちと共に数々の冒険に挑みます。物語は、記憶を失った主人公が、おだやか村で新たな仲間や敵との出会いを経て、真の自分を取り戻すために旅をするものです。
あらすじ
突然、ポケモンの子どもに転生した主人公は、「自分が人間だった」の記憶を除き、全てを失っていました。迷子の彼は、三体のオーベムに襲われたところを、村に住むコノハナに助けられ、おだやか村に居候することに。当初は不安を抱えつつも、主人公はコノハナとともに生活を始め、村で出会った自由奔放なパートナーと共に賑やかな学校生活を送ります。
主人公はやがて、パートナーから「ポケモン調査団に入り、世界の謎を解き明かす」という夢を聞かされます。その友情の証として、お互いに「きずなのスカーフ」を交換し、記憶を取り戻すための旅に出る決心をします。一方で、世界各地ではポケモンの石化現象が頻発しており、その真相を探る冒険が始まります。
ゲームの特徴
本作では、前作の約150種から増加した720種類のポケモンが登場します。また、プレイヤーは「つながりオーブ」を用いてポケモンの依頼を受けることができ、仲間を増やしていく楽しさがあります。さらに、「超やる気」状態のポケモンが発表されることで、経験値が増加する臨場感ある仕組みが導入されています。
新しいシステム
前作の「かしこさ」に代わる「ラピス」といった新システムがあり、特定アイテムをリングルに装着することで様々な効果を得られます。例えば、特殊な「覚醒ラピス」を使ってポケモンをメガシンカさせることができ、通常のバトルでは味わえないアクションが体験できます。また、協力プレイが強化された「レンケイ技」が追加され、戦術の幅が広がっています。これにより、仲間との連携を活かした冒険が可能です。
物語の深み
物語の舞台であるおだやか村では、様々なキャラクターが登場します。パートナーや村の住人たちとの交流を通じて成長し、主人公は自身を見つけ出す旅を続けます。物語が進むと、ダークマターという悪役の存在が浮かび上がり、ポケモンたちの負の感情が具現化するストーリーは、常に新たな試練をプレイヤーに投げかけます。主人公とパートナーの関係、仲間の絆が物語をより豊かに演出しています。
音楽とビジュアル
作曲には
ノイジークロークが参加し、171曲のBGMが収録されています。音楽は物語の雰囲気を引き立て、プレイヤーの感情を揺さぶります。グラフィックもポケモン特有のカラフルで魅力的なデザインが施され、プレイヤーをポケモンの世界に引き込みます。
『ポケモン超不思議の
ダンジョン』は、
ポケモンファンのみならず、幅広いプレイヤーに楽しさと感動を提供する作品となっています。仲間と共に冒険し、さまざまな謎を解き明かしながら、心温まるストーリーを体験することが出来ます。