マツキタツヤ

マツキタツヤについて

マツキタツヤ（1991年5月29日生まれ）は、日本の漫画原作者であり、北海道出身です。彼の本名は松木達哉であり、主に原作として活動しています。彼の創作活動は、映画業界での経験を活かしながら進められてきました。

経歴のスタート

マツキは、日本大学芸術学部の映画学科撮影録音コースを2015年に卒業しました。映画業界では、脚本の編集や制作に携わりつつ、自らオリジナル映画の企画を立てる日々を送っていました。しかし、その過程で「原作を持っている原作者が一番強い」という考えに至り、漫画の世界への挑戦を決意しました。

初めての漫画制作に挑むため、Twitterを利用して予知夢をテーマにした作品を投稿しました。そんな中で、彼は人気漫画家の宇佐崎しろからフォローを受け、異なる創作の世界に引き寄せられました。『週刊少年ジャンプ』の新人漫画賞「ストキンPro」を知ったことから、彼は急いで読切作品『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』のネームを完成させ、締切までの短い期間で応募しました。

デビューと成功

彼の作品『阿佐ヶ谷』は、ストキンProで準キングを受賞し、作画担当として宇佐崎しろが選ばれました。完成した『阿佐ヶ谷』は、2017年の『週刊少年ジャンプ』第9号に掲載され、高評価を獲得。これにより、マツキと宇佐崎は正式にデビューを果たしました。

その後、マツキは原作を担当した宇佐崎の作品の掲載を目指しましたが、すぐには許可が下りない時期が続きました。すると担当編集者からの指摘を受けて、彼は原点に立ち返り、『阿佐ヶ谷』の数年後を舞台にした新たなシリーズ『アクタージュ act-age|アクタージュ_act-age』の連載企画を提出。これが大変な注目を浴び、2018年8号から連載が始まりました。『アクタージュ act-age|アクタージュ_act-age』は、原作：マツキ、作画：宇佐崎という体制で描かれ、漫画界での名声を高めることとなりました。

波乱の経歴

しかし、2020年8月8日、彼の経歴には大きな試練が訪れます。強制わいせつの疑いで警視庁に逮捕され、その影響で『週刊少年ジャンプ』は10日後に『アクタージュ act-age|アクタージュ_act-age』の連載打ち切りを発表しました。この事件に関しては、9月16日に不起訴となりましたが、別の強制わいせつの容疑で再逮捕され、起訴される結果となりました。その後、12月23日には東京地裁から懲役1年6ヶ月、執行猶予3年という有罪判決を受けています。

好きな作品

マツキタツヤは、他の作品においても強い影響を受けています。特に彼が好きな作品には『HUNTER×HUNTER』や幸村誠による作品があります。

主要作品

• - 『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』：デビュー作であり、宇佐崎しろが作画を担当した読切。『週刊少年ジャンプ』2017年9号に掲載。
• - 『アクタージュ act-age|アクタージュ_act-age』：連載作品であり、宇佐崎しろが作画を担った。『週刊少年ジャンプ』の2018年8号から2020年36・37合併号まで連載されていた。

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