マネックスFX

株式会社マネックスFXの概要

株式会社マネックスFX（Monex FX, inc.）は、東京都中央区に本社を置く外国為替証拠金取引を専門とした金融先物取引業者です。2004年に設立され、2015年にマネックス証券株式会社に吸収合併されるまでの間、様々な金融サービスを提供していました。

設立と初期の沿革

2004年7月28日、東短エイジェンシー株式会社の100%子会社として「トウキョウフォレックス株式会社」が資本金1,000万円で設立されました。初めての本店は東京都中央区日本橋室町に設けられ、その後順調に成長を遂げていきます。

2006年には、東短ホールディングス株式会社に完全子会社として移行し、その資本金を4億円に増資。さらに同年7月に本店を東京都千代田区鍛冶町に移転し、翌月には再び資本金を7億円に増加させました。

この時期、同社は外国為替証拠金取引の業務を積極的に開始し、2007年には10億5千万円、2008年には18億円にまで資本金を引き上げるなど、急速な成長を遂げました。

マネックスグループとの関係

2008年の4月1日、同社はマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社（後のマネックスグループ株式会社）の子会社となり、同年6月28日には商号を「株式会社マネックスFX」に変更して新たなスタートを切ります。この変更に伴い、2011年10月には資産設計アドバイスツール「MONEX VISION β」が2011年度グッドデザイン賞を受賞するなど、そのサービスの質が評価されていました。

2013年4月には、吸収分割により顧客口座および関連するFXサービス事業をマネックス証券株式会社に承継しました。これにより、同社の事業はさらに拡大し、多くの顧客に対してさまざまな金融サービスを提供できるようになりました。

吸収合併と消滅

最後に、2015年2月1日には、マネックス証券株式会社に吸収合併され、株式会社マネックスFXとしての活動が終了します。この合併により、同社は正式に消滅し、その顧客はマネックス証券へと引き継がれました。株式会社マネックスFXの設立から消滅までの12年間は、外国為替証拠金取引事業において重要な役割を果たした時代でした。

まとめ

株式会社マネックスFXは、金融ビジネスの中でも特に外国為替証拠金取引に特化した企業として注目を集めていました。設立からの成長過程やマネックスグループとの関わりは、金融業界におけるチェンジがどのように起こるのかを示す良い例とも言えるでしょう。

もう一度検索