マリオカートアドバンスの概要
『マリオカートアドバンス』は2001年に
任天堂から
ゲームボーイアドバンス用としてリリースされたレーシングゲームで、
マリオカートシリーズの第3作目にあたります。この作品は
携帯型ゲーム機の初のマリオカート作品であり、他のハードにも後に移植されました。
ゲームモード
『マリオカートアドバンス』には、1人用の「シングルプレイ」と、2~4人で遊ぶ「マルチプレイ」の2つの主要なプレイモードがあります。「マルチプレイ」はさらに「マルチカートリッジプレイ」と「1カートリッジプレイ」に分かれます。
シングルプレイモード
このモードでは、プレイヤーは「マリオGP」、「タイムトライアル」、および「フリーラン」の3つのスタイルで遊べます。「マリオGP」では、プレイヤーとCPUの合計8台が4つのコースを走り、優勝を目指します。コースごとにドライバーズポイントを獲得し、一定の順位を維持しなければなりません。リトライは可能ですが、制限があり、
スーパーマリオカートとの違いも見られます。一方、タイムトライアルでは、他のプレイヤーのゴーストと競うことができ、プレイヤー自身のタイムを保存できます。
マルチプレイモード
「マルチカートリッジプレイ」では、友人たちとコースを選んで対戦でき、「1カートリッジプレイ」では特別なモードに基づいてプレイします。この場合、設定可能なキャラクターは色違いの
ヨッシーのみで、選べるコースも限られています。
キャラクターと性能
登場キャラクターは、マリオ、ルイージ、ピーチ、
キノピオ、
ヨッシー、ドンキーコング、
ワリオ、クッパの8体です。それぞれ異なる性能を持ち、加速や最高速などの特性に違いがあります。
- - 軽量級: ピーチ、キノピオ、ヨッシーは加速に優れ、草地でも減速しにくい。
- - 中量級: マリオとルイージはバランスの取れた性能。
- - 重量級: ドンキーコング、ワリオ、クッパは最高速が高いが、草地での減速が著しい。
アイテムシステム
このゲームの特徴は、多彩なアイテムを使用してレースを有利に進められる点です。たとえば、スターを使用することで一時的に無敵になり、キノコで急加速することができます。バナナの皮を設置することで、他プレイヤーをスピンさせることも可能です。アイテムの使用が戦略的な要素を強く持ち、対戦をより面白くしています。
コース設定
全20コースが用意されており、「フラワーカップ」「スターカップ」など、様々なカップに分けられています。コース設計は、幅広で直線が多く、プレイヤーにとって運転しやすいよう配慮されています。また、コース中にはさまざまな障害物が存在し、工夫が必要です。
通信対戦と他機種版
本作は通信機能を用いて、全国のプレイヤーとも対戦できる機能を持ち、当時としては革新的でした。さらに、
バーチャルコンソールなどで異なるプラットフォームへの展開も行われています。
まとめ
『マリオカートアドバンス』は、
ゲームボーイアドバンスとその後の機種の特性を絡めながら、楽しさと戦略性を兼ね備えたゲームとして、多くのファンに愛され続けています。