ミラーズエッジ (Mirror's Edge)
『ミラーズエッジ』は、EA Digital Illusions CEによって開発され、
エレクトロニック・アーツから
2008年にリリースされた
アクションゲームです。このゲームは日本語版が
PlayStation 3、
Xbox 360、
Microsoft Windowsで利用可能で、
2010年にはiPad版も登場し、続編の『
ミラーズエッジ カタリスト』が
2016年に発表されました。
ストーリーの概要
物語は、
政府による厳格な情報統制が行われる未来の都市で展開されています。市民は「ランナー」と呼ばれる運び屋に依頼し、直接手渡しで情報をやり取りします。主人公フェイスは、双子の妹ケイトが何者かによって捕らえられたことを知り、真相を探るため仲間と共に奔走します。彼女の決意と行動が、物語の核心となります。
ゲームの特徴
『ミラーズエッジ』は一人称視点(FPS)で進行する
アクションゲームであり、主にフェイスの視点から世界を体験します。フェイスは卓越した身体能力を持ち、
パルクールの技術を駆使しながら都市を駆け巡ります。プレイヤーは、壁を蹴って高い位置に飛び移り、電線を伝って他のビルへ移動するなど、アクロバティックな動きを楽しむことができます。
ゲームシステムには、マップや言語的ナビゲーションを廃したシンプルで美しいデザインがあり、通るべき道は色の付いたオブジェクトで示されています。これによってプレイヤーは、指示に頼らずにルートを探し、自由な探索を楽しめます。また、着地時の衝撃やフェイスの息遣いを感じることができ、リアリティのある体験を提供します。
キャラクターたち
- - フェイス・コナーズ (Faith Connors)
24歳の女性ランナーであり、物語の主人公。彼女は悲惨な過去を抱えつつ、妹を救うために戦う勇敢なキャラクターです。
ランナーたちのリーダーで、情報提供を通じて他のランナーを支援します。フェイスの成長を見守る重要な存在です。
フェイスに匹敵する腕前を持つトップランナーで、良きライバルかつ友人として彼女をサポートします。
- - ケイト・コナーズ (Kate Connors)
フェイスの双子の妹で、巡査部長。物語の鍵となるキャラクターで、彼女の無実を証明するための戦いが続きます。
ジャックナイフやトラビス・バーフィールドなどが登場し、それぞれの背景や関係性が物語に深みを与えています。
ゲームモード
ゲームには「ストーリー」モードをはじめ、「レース」モードや「エクストラ」セクションがあり、プレイヤーは様々な楽しみ方を選ぶことができます。特にオンラインでの競争要素は、仲間と一緒に楽しむ要素も持っています。
PC版の特徴
PC版には
NVIDIA社の物理演算エンジン「
PhysX」が利用されており、シーンのリアリズムが高められています。さらに特典としてミュージックCDも付属しており、テーマ曲「Still Alive」を楽しむことができます。
主題歌
ゲームの主題歌「Still Alive」は、リサ・ミスコフスキーによって歌われ、作品の雰囲気を際立たせています。
論争と続編
主人公フェイスのデザインについては、文化的な議論が巻き起こりましたが、開発チームはキャラクターの独自性を重視していました。また、2014年には続編が開発中であることが確認され、新たな要素が加わることが期待されています。
『ミラーズエッジ』は、単なる
アクションゲームにとどまらず、ストーリーやキャラクターの成長が影響する深い世界を探索する機会を提供しており、多くのプレイヤーに愛されています。