メロディア

メロディア：ロシアを代表するレコードレーベル

メロディア（ロシア語: Μелодия, ラテン文字転写: Melodiya）は、1964年にソビエト連邦で設立された、ロシア最大規模のレコードレーベルであり、CD出版社です。その歴史は、ソ連の音楽文化を色濃く反映しています。

ソ連国営から私企業へ

設立当初、メロディアは「ソビエト国営レコード製作機関」として、国の文化政策を担う重要な役割を果たしていました。ソビエト連邦の崩壊後、国営企業から私企業へと移行し、新たな時代に対応しながら音楽制作を続けています。本社はモスクワに位置し、「メロディヤ」という名称はロシア語で「旋律」を意味します。

多彩なジャンルと豊富なレコーディング

メロディアは、主にロシアおよび近隣諸国の作曲家、演奏家、指揮者によるクラシック[[音楽]]の録音で知られていますが、ペレストロイカ以降は、ジャズやポピュラー[[音楽]]など、多様なジャンルの音楽も手掛けるようになりました。現在では、6万種類ものレコーディングを保有しており、その幅広い音楽性は多くの人々を魅了しています。

国外への展開と日本との関わり

かつては、モニター・レコーズやBMGなどを通じて国外に音楽を供給していましたが、現在は主に自社レーベルで販売を行っています。日本へは1960年代からソ連からの直接輸入により、ロシア語専門書店などで販売されていました。一時期はビクター音楽産業（現ビクターエンタテインメント）と原盤供給契約を結び、国内プレス盤や共同制作盤が発売された時期もありましたが、現在は再び輸入盤が中心となっています。

関連情報

メロディアの音楽は、CDの他に、「肋骨レコード」という珍しい形態でも流通していました。

外部リンク

メロディアOfficial Site （ロシア語）
メロディアOfficial Site （英語）
* メロディア盤CD

メロディアは、長年にわたりロシアの音楽文化を支え、世界に発信し続けている重要な存在です。その豊富な音源は、音楽愛好家にとって貴重な財産と言えるでしょう。

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