モラスコむぎ

モラスコむぎは、徳島県海部郡牟岐町に位置する、貝類を専門とする資料館と水族館を併設した施設です。この施設は、四国八十八景の20番にも選ばれており、その美しい景観も魅力の一つです。

概要

施設は展示棟と管理棟で構成されており、展示棟では多種多様な貝類の標本や、地元の漁師が捕獲した新鮮な魚介類が展示されています。この施設は、1985年に始まった国の木材需要拡大推進緊急対策事業の一環として、1986年にモデル木造施設として建設が始まり、翌1987年には国の指定を受けました。そして、1988年7月25日に貝の資料館「モラスコむぎ」として開館しました。

施設名称

「モラスコ」という名前は、貝類などの軟体動物の総称に由来しています。英語ではmolluscやmollusk、イタリア語ではmollusco、スペイン語やポルトガル語ではmoluscoと表記されます。学術的な名称としてはMolluscaが用いられます。公式ウェブサイトのURLにはイタリア語の綴りである「mollusco」が使われていますが、「モラスコ」という読み方は英語の発音に近いものとなっています。

展示内容

貝の資料館

モラスコむぎのメイン展示である「貝の資料館」では、世界各地の珍しい貝類が一堂に展示されています。ここでは、様々な種類の貝や化石の標本を見ることができ、貝類の多様性と奥深さを学ぶことができます。

漁師さんの水族館

「漁師さんの水族館」では、地元の海や川に生息する約100種類の生物が展示されています。展示されている生物のほとんどは、地元の漁師が実際に捕獲したもので、地域の自然環境を身近に感じることができます。また、和歌山県すさみ町にある「すさみ海立エビとカニの水族館」とは姉妹館提携を結んでいます。

基礎データ

• - 開館時間: 午前9時 - 午後4時30分
• - 休館日: 毎週月曜日
• - 入館料:

- 個人: 小中学生300円、高校生以上400円
- 団体: 小中学生200円、高校生以上300円

松ヶ磯

モラスコむぎの沖に位置する「松ヶ磯」は、正式には沖島と呼ばれます。潮が満ちている時には海に浮かぶ島となり、潮が引くと陸続きになる陸繋島です。この独特な景観は、モラスコむぎの海側から眺めることができ、四国八十八景の20番にも選ばれています。

交通アクセス

JR牟岐線牟岐駅からタクシーで約10分です。

外部リンク

モラスコむぎ - 公式ウェブサイト

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