モンダミン

モンダミン（MONDAHMIN）

概要

モンダミンは洗口液を中心としたオーラルケアのブランドで、日本市場では高いシェアを誇ります。1987年にアース製薬から初めて発売され、独自の汚れ洗浄補助成分TPP（三リン酸5Na）を配合したことが特徴です。ブランド名は「modern（近代的な）」とフランス語の「mon ami(e)（私の友人）」を組み合わせた造語です。

歴史

1980年代初頭、アース製薬の社長がアメリカのオーラルケア習慣を考慮し、日本でも洗口液が受け入れられると確信し、商品開発を提案しました。最初は海外での研究を基にした処方を試みましたが、日本独自の味覚や習慣を重視する必要があることが判明。そこで、口に合うペパーミント味の洗口液「モンダミン」が開発されました。

1987年の発売当初、日本の消費者からは反応が薄く、特に生活習慣には結びつきませんでした。しかし、商品の「洗浄効果」を前面に押し出す戦略に転換したことで、発売から5年目にして急速に売上が増加。以降、洗口液は日本人のライフスタイルに定着していきました。

2017年には発売30周年を迎え、レギュラータイプをリニューアル。新たなパッケージデザインが採用され、既存の製品ラインに新たなシンボルマークが追加されました。

製品ラインナップ

モンダミンには、さまざまな種類の製品が揃っています。

• - レギュラータイプ には、基本的なペパーミント風味のものから、低刺激のセンシティブ、超爽快なストロングミント、強刺激のエクストラドライミントがあります。
• - プレミアムタイプ では、薬用洗口液としての「プレミアムケア」をはじめ、センシティブやストロングミントのバリエーションを展開しています。
• - 専用ケアタイプ には、歯周病や歯ぐきのケアに特化した製品があり、いずれも高い効果が期待されています。
• - 子供向けにも、フッ素仕上げのジェルやノンアルコールの洗口液が用意されています。

最新情報

モンダミンは常に市場のニーズに応えるべく、新たな製品を展開し続けています。最近では、自動ディスペンサーや介護に特化した製品も追加され、多様なライフスタイルに対応しています。また、マウスピースの除菌スプレーや歯科専用の商品もラインナップに加わり、充実した選択肢を提供しています。

CMとイメージキャラクター

ブランドの広告では、「お口、クチュ、クチュ、モンダミン」というキャッチフレーズが使われ、CMソングも多くの人に親しまれています。イメージキャラクターとしては、井森美幸が長期にわたりブランドの顔となり、現在は清野菜名や嶋田久作が出演しています。

モンダミンは、効果だけでなく、使い心地や味わいにもこだわり、消費者の日常に寄り添った製品作りを続けています。洗口液を取り入れることで、健やかな口内環境づくりをサポートするブランドとして、今後の展開にも期待が寄せられています。

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