ヤマハスタジアム

ヤマハスタジアムの概要

ヤマハスタジアム（Yamaha Stadium）は、静岡県磐田市にある専用球技スタジアムで、主にサッカーやラグビーの試合に利用されています。このスタジアムは、ヤマハ発動機が所有し、運営も行っています。Jリーグに所属するジュビロ磐田や、ジャパンラグビーリーグワンに所属する静岡ブルーレヴズがホームスタジアムとして使用することから、多くのファンに親しまれています。

歴史

ヤマハスタジアムは1978年に「ヤマハ発動機東山総合グラウンド」として設立され、ヤマハサッカー部の拠点として利用されていました。1985年にはバックスタンドが整備され、1993年には日本プロサッカーリーグ規格に適合させるため、バックスタンドの増築とナイター設備の設置が行われ、スタジアム名も「ヤマハ磐田サッカー場」に改名されました。

1994年には、屋根つきのメインスタンドが完成し、スタジアムは「ジュビロ磐田スタジアム」と改称されました。その後も数回の改修が施され、特にバックスタンドにはシートの改良や立見席からの座席化が進められました。2003年には、ラグビー大会の開催に合わせて「ヤマハスタジアム」に名前が戻り、以降はサッカーとラグビーの両方のイベントが行われています。

さらに、2012年から2013年にかけて行われた大規模改修では、南側スタンドが新設され、従来の事務所や映像装置が移設されました。この改修により、ファンにとっての観戦環境が大幅に向上しています。2017年には北側スタンドに新しい大型映像装置が設置され、さらなる魅力を加えています。

施設の構造

ヤマハスタジアムの設計は、観客が快適に試合を観戦できるよう考慮されています。メインスタンドは屋根付きの一層式で、観客席に加えて記者席や放送ブースも整備されています。バックスタンドは一層式ですが、今之浦川沿いの自然を活かした傾斜設計が特徴です。

南側スタンドは全て椅子席で構成され、主にホームサポーター用として利用されています。また、北側スタンドは二層式で、1階がホームサポーター、2階がアウェーサポーター用とされており、試合ごとに応援のスタイルが異なる点が興味を引きます。

アクセス方法

ヤマハスタジアムへのアクセスにはいくつかの方法があります。最寄りのJR御厨駅から徒歩約20分ですが、JR磐田駅からのバスも便利で、歩いて約5分で到着できます。また、東名高速道路の磐田インターチェンジからは車で約10分と、交通の便も良好です。

スタジアムの意義

ヤマハスタジアムは、地域のスポーツ文化を支える重要な役割を果たしています。ジュビロ磐田や静岡ブルーレヴズの試合は、多くのファンの応援を受け、地域のイベントとして根付いています。また、ジュビロのミュージアムやショップも併設されており、訪れた人々が楽しめるスポットとなっています。

このスタジアムは、磐田市にとって「スポーツのまちづくり」の一環として位置づけられ、地域振興にも寄与しています。年間を通じて多くのイベントが予定されており、今後も多彩な活動が期待される場所です。

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