ヤンヤン歌うスタジオ

『ヤンヤン歌うスタジオ』の詳細

『ヤンヤン歌うスタジオ』は、1977年から1987年の間、テレビ東京（当時の名称は東京12チャンネル）で放送されていた音楽バラエティ番組です。その略称は「ヤンスタ」で、毎週日曜日の19時から19時54分まで放送されていました。

この番組は、かつての『歌え!ヤンヤン!』のリニューアル版としてスタートしました。『歌え!ヤンヤン!』はフォーリーブスが司会を務めていた番組で、バラエティ色の強化を目的にコンセプトが変更されました。新番組ではさまざまなアイドルグループをゲストに招き、コントや控室でのトークを行うなど、楽しい内容が盛りだくさんでした。視聴者参加型のクイズコーナーもあり、番組の最後には「今日の○曲目は?」といった質問が出題されましたが、一部のネット局ではカットされることもありました。

番組の初代司会者はあのねのね（清水國明、原田伸郎）、ナレーターは小倉智昭が担当していました。しかし、1986年に大幅なリニューアルが行われ、片岡鶴太郎が司会に、堀敏彦がナレーターに就任しました。この変更により、番組の新たなコーナーも導入されましたが、結局10か月後の1987年9月27日をもって番組は終了しました。初回の1曲目はキャンディーズの「アン・ドゥ・トロワ」、最終回の1曲目は光GENJIの「STAR LIGHT」となりました。

番組終了後の展開

『ヤンヤン歌うスタジオ』の後を受けて1987年には『歌え!アイドルどーむ』が放送されましたが、こちらは1年で終了。その後も数回音楽番組が放送されましたが、全体としては短命に終わるものも多かったです。また、1988年には「ヤンヤン」の名を冠した時代劇バラエティ『カッ飛び!ヤンヤン姫』もスタートしましたが、これも3か月で幕を閉じました。

1990年にはSMAPが出演する『ヤンヤンもぎたて族』が放送されましたが、こちらも3か月で終了しました。ですが、2011年にはHey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPが出演する『ヤンヤンJUMP』が放送され、人気を博しました。さらに、1995年には『ヤンヤン歌うスタジオ同窓会』として特別企画が放送され、当番組の初代司会者たちが再集結した回もありました。2015年には復活イベントが開催され、BSジャパンで特番として放送されたこともありました。

出演者とスタッフ

『ヤンヤン歌うスタジオ』には、多くの著名ゲストが出演していました。司会者としてあのねのねが名を連ね、後に片岡鶴太郎が担当しました。レギュラーには池田まさるや清水アキラ、ピンク・レディー、男闘呼組など、多彩なキャストが揃いました。ナレーターには小倉智昭と堀敏彦がいました。

番組の構成も非常に工夫が凝らされており、オープニングには楽しいテーマ曲、バラエティコーナーには映画紹介やアイドルの水泳大会などがあり、視聴者を楽しませました。

番組の影響

『ヤンヤン歌うスタジオ』は、日本の音楽バラエティ番組の先駆け的存在であり、青春時代の思い出を持つ視聴者にとって特別な番組です。多くのアイドルたちがこの番組を通じて認知され、また、視聴者とのインタラクションを大切にしたスタイルも多くの後続番組に影響を与えました。音楽とバラエティを融合させた独自のスタイルは、今でも多くの人に親しまれています。

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