ユメ語るよりユメ歌おう

「ユメ語るよりユメ歌おう」：Aqoursの躍動感あふれるシングル

2016年8月24日、LantisよりAqoursのシングル「ユメ語るよりユメ歌おう」が発売されました。前作「決めたよHand in Hand/ダイスキだったらダイジョウブ!|決めたよHand in Hand_ダイスキだったらダイジョウブ!」からわずか3週間という短いスパンでのリリースで、TVアニメ『ラブライブ！サンシャイン!!』第1期のシングルとしては3作目にあたります。

このシングル最大の注目点は、表題曲「ユメ語るよりユメ歌おう」が同アニメのエンディングテーマとして使用されている点です。μ'sの「きっと青春が聞こえる」や「どんなときもずっと」と同様に、アニメの各話ごとに担当メンバーが変わり、本作に収録されているのは第3話で使用されたバージョンです。

ライブパフォーマンスにおいては、サビパートでメンバーがそれぞれのイメージカラーのポンポンを使用する演出が特徴的です。この演出は、ファンにとって印象的な光景であり、楽曲の明るい雰囲気と見事にマッチしています。万が一、メンバーの急病やスケジュールの都合で欠席者が出た場合でも、同じ学年またはユニットのメンバーがそのメンバーのポンポンを持って代役を務めるという恒例となっている配慮も、ファンを魅了する要素の一つとなっています。

カップリング曲「サンシャインぴっかぴか音頭」は、Aqoursの楽曲としては初めて実写PVが制作された作品です。このPVではAqoursメンバーが直接出演しており、楽曲の世界観をより身近に感じさせてくれます。さらに、2ndライブツアーでは全公演でアンコール1曲目として演奏され、ゲスト出演したうちっちーや、和太鼓演奏を披露した伊波杏樹など、様々な演出が盛り込まれ、ライブの盛り上がりをさらに高めました。沼津市内の幼稚園のお遊戯向けに振り付け動画が制作されたり、狩野川花火大会でAqoursメンバーが同じ振り付けで踊ったりと、地域との連携も図られており、楽曲の親しみやすさを象徴する出来事です。

初回生産特典としてランダムで封入された「Aqoursエンディングメンバーカード」(全9種)も、コレクター心をくすぐる要素となっています。キャッチコピーである「進む時だよ、あたらしい場所へ！」は、楽曲のテーマを端的に表しており、聴く者の心に響くメッセージとなっています。

チャート成績においても、「ユメ語るよりユメ歌おう」は高い人気を誇りました。オリコンデイリーランキングでは8月23日付で5位、翌24日付では0.9万枚を売り上げて2位にランクイン。そして、9月5日付のオリコン週間ランキングでは4.0万枚を売り上げ、堂々の3位を獲得しました。さらに、アニメ週間チャートでは4作連続で1位を獲得するという快挙を達成しました。

収録曲は以下の通りです。全作詞は畑亜貴が担当しており、作曲・編曲は「ユメ語るよりユメ歌おう」が山口朗彦、「サンシャインぴっかぴか音頭」が作曲：伊藤真澄、編曲：EFFYとなっています。

ユメ語るよりユメ歌おう [4:40] (テレビアニメ『ラブライブ！サンシャイン!!』第1期エンディングテーマ)
サンシャインぴっかぴか音頭 [5:25]
ユメ語るよりユメ歌おう（Off Vocal）
サンシャインぴっかぴか音頭（Off Vocal）

「サンシャインぴっかぴか音頭」の試聴動画には、Aqoursメンバーが出演した実写映像が使用されています。

このように、「ユメ語るよりユメ歌おう」は、楽曲のクオリティはもちろんのこと、様々な演出やイベントを通して、リスナーに大きな感動と喜びを与えてくれる、Aqoursを代表するシングルと言えるでしょう。

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