ラズベリージャム

ラズベリージャム - 北乃きいのシングル

『ラズベリージャム』は、日本の女優・歌手である北乃きいの通算6枚目のシングルとして、2013年6月26日にavex traxからリリースされました。この楽曲は、彼女がスネオヘアーと共演した前作『横顔』に続く、コラボレーション3部作の第2弾として制作されました。

楽曲の特徴

表題曲である『ラズベリージャム』は、Aqua Timez|Aqua_Timezのボーカルである太志が作詞と作曲を手掛けています。Aqua Timez|Aqua_Timezとしては、他のアーティストへの楽曲提供及びサウンドプロデュースを行うのはこの曲が初めての試みです。また、北乃きい自身はこの曲について「AメロとBメロはファンタジー的な雰囲気があるのに対し、サビには非常に現実味がある」と述べ、子ども時代の思い出が蘇るような楽曲であると評価しています。特に印象的なのは、サビの現実感であり、聴く人に懐かしさを感じさせる独特の魅力が漂っています。

さらに、Aqua Timez|Aqua_Timezは後にこの曲のアンサーソングとなる『クランベリージャム』を発表し、2015年8月5日にはシングル『最後までII』のカップリングとして本曲をセルフカバーしました。

ビジュアル面

シングルのジャケット写真とミュージックビデオ（PV）は、静岡県御殿場市で2013年3月に撮影されました。PV内では北乃きいが、おさげ髪の少女と森の妖精のような女の子という、二つのキャラクターを演じています。このビジュアルが楽曲のファンタジックな要素を一層引き立てており、多くのファンを魅了しました。

限定盤

また、初回生産限定盤（AVCD-48699）には、前作に続き『なかったからつくってみた会報誌』と名付けられた小冊子が封入されています。特に、mu-mo限定盤（AVC1-48701）には特典として写真集が同梱されており、ファンにとっては貴重なアイテムとなっています。

メディアでの使用

『ラズベリージャム』は、テレビ東京系列の番組『たけしのニッポンのミカタ!』のエンディングテーマとしても採用されました。また、NHK Eテレの『テレビで中国語』でも『師大路夜市』という楽曲がエンディングテーマとして起用されています。

レコーディング・メンバー

このシングルの制作には多くの才能が結集しています。『ラズベリージャム』の録音には、ベースをOKP-STAR、ギターを大介、ドラムをTASSHI、キーボードにmayukoが参加しています。一方で、もう一つの収録曲『師大路夜市』では、全ての楽器やプログラミングにJazzin' parkの久保田真悟と栗原暁が関わっており、ギター演奏は久保田真悟によるものです。また、コーラスには加藤いづみが参加しています。

このように、『ラズベリージャム』は聴く人々の心に響く要素が多く詰まった楽曲となっており、北乃きいのキャリアの中でも重要な位置を占めるシングルの一つです。

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