リコーブラックラムズ東京

リコーブラックラムズ東京

リコーブラックラムズ東京 (RICOH BlackRams Tokyo) は、東京都世田谷区を拠点とするラグビーチームで、ジャパンラグビーリーグワンに所属しています。略称は「BR東京」であり、1973年から続く豊かな歴史を誇っているこのクラブは、ラグビー界において重要な存在です。

創立と歴史

リコーブラックラムズは1953年に理研光学のラグビーチームとして創立され、1960年には関東社会人リーグに初参加しました。最初は3部リーグからスタートしましたが、創立初年度から2年連続で3部を制し、急速に昇進を果たしました。1963年には1部リーグへの昇格を果たし、同年に社名もリコーに変更されます。

その後、1964年には春季リーグ、1965年には秋季トーナメントを制し、1970年代には関東社会人リーグで4連覇を達成。まさに「和製オールブラックス」として名を馳せました。この頃、リコーは大学からの選手獲得に積極的で、その結果、強力なチームを持つことができました。

大会成績と魅力

リコーブラックラムズは全国社会人大会にも1967年度から参加し、多くの優勝経験を持っています。記録としては優勝3回、準優勝2回、通算84試合を戦い、通算48勝を挙げるなど、全国大会における存在感を示しています。特に1972年から1973年にかけての連覇は、その後のラグビー界においても語り継がれるものとなっています。

このような成功の背景には、チームが取り組む若手育成や戦略的な選手獲得があり、今でも地域社会との繋がりを大切にしながら未来を見据えた活動を行っています。2021年には新リーグ「ジャパンラグビーリーグワン」の1部リーグに振り分けられるなど、その勢いは続いています。

地域協業とチームビジョン

リコーブラックラムズは地域に密着した活動にも力を入れており、2023年12月から2024年の初頭にかけて、世田谷区内のユニクロ店舗で選手の写真やインタビュー記事を掲示するキャンペーンを展開しています。これにより、地域の人々との交流を深め、ラグビーの魅力を広げることを目指しています。

チームのビジョンは「Be a Movement.」であり、その理念のもと、チームの躍動が社会に大きな影響を与えることを目指しています。

マスコットとファン

ラグビーと同様に、ファンも大切な存在です。チームのマスコット「ラムまる」は、地域の代表として親しまれており、リーグワンマスコット総選挙でも高評価を得ています。ファンとの繋がりを感じることができ、共にチームを盛り上げています。

まとめ

リコーブラックラムズ東京は、長い歴史と成功を持つチームであり、地域社会との強いつながりを大切にしています。これからのラグビー界を牽引し続ける存在として、さらなる発展が期待されます。

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