ルミナスアーク
概要
『ルミナスアーク』(Luminous Arc)は、マーベラスインタラクティブによって
2007年にリリースされた、
ニンテンドーDS専用のシミュレーションRPGです。これはルミナスアークシリーズの第一作であり、DS初のファンタジーシミュレーションRPGとなります。開発を担当したイメージエポックにとっても、自社開発の初めての作品です。その後、続編として『ルミナスアーク2 ウィル』や、外伝的なアプリ『ルミナスアーク ドリームキュア』が登場し、2009年には『ルミナスアーク3 アイズ』、2015年にはPSVITA向けの『ルミナスアーク インフィニティ』が発売されました。
ストーリー
物語は、千年前の世界に遡ります。当時、人々は魔女と竜という二つの強大な種族の永遠の争いに苦しんでいました。魔女は驚異的な破壊力を持ち、竜はその絶対的な護りの力で人々を守っていました。両者の争いは、地球を困窮させ、人々はこれを「アルドヘルドの災厄」と呼びました。聖人はこの災厄を嘆き、祈りを捧げ続け、その結果、神が現れ、魔女と竜を滅ぼした後、荒れた世界は浄化され、『シュトラバール』という名の新たな世界が姿を現しました。
平和な時代を迎え、「ルミナス教」という教えが誕生しましたが、その平和を脅かす存在として魔女が再び現れ始めます。教団の見習い騎士たちも魔女との戦いに巻き込まれていきます。
システム
本作は、ストーリーが章ごとに分かれ、「アドベンチャーパート」と「シミュレーションパート」に分かれています。アドベンチャーパートではマップを探索し、物語が進行します。一方、シミュレーションパートではアクティブターン制のバトルが行われます。これらのパートを交互にこなしながら、プレイヤーは物語を進めていきます。
呪言システム
特徴的なシステムとして「呪言」があります。特定の条件を満たすことで呪言練成が可能になります。呪言には名前、意味、属性、効果の四つの要素があり、これを鑑定することで詳細が明らかになります。また呪言を組み合わせて武器や防具に効果を付与することが可能で、成功すれば貴重なアイテムが得られます。
戦闘システム
戦闘は参加メンバーを選ぶことから始まり、行動順序は移動距離に依存します。各キャラクターの行動は移動や攻撃から選ぶことができ、行動することで経験値が得られ、レベルアップします。勝敗は通常、全滅するまで戦闘が続きます。
フラッシュドライブとシンフォニズム
特定のキャラには必殺技「フラッシュドライブ」があり、条件を満たすことで強力な技が発動可能です。二人以上のキャラが協力して放つ「シンフォニズム」は、さらに強力な攻撃として存在します。
登場人物
- - アルフ=アーウィン: 本作の主人公。聖騎士を目指し、仲間を大切に思う心の強い少年。
- - テオ=アーウィン: アルフの弟で、心優しい性格。竜化のルーンを受けた後、成長を遂げます。
- - サキ: シノビの末裔で、素早い情報収集が得意な少女。
- - レオン: 友好的で頼りになる青年。複雑な家族背景を持ちます。
- - ヒース: 聖騎士であり、アルフの尊敬する存在。魔女に深い憎しみを抱いています。
- - ルーシャ: 本作のヒロイン。仲間たちを支える魔女であり、特異な運命を抱えています。
結論
『ルミナスアーク』は、魅力的なキャラクターと深いストーリー、さらには多彩な戦闘システムが特徴的なゲームです。プレイヤーはこの複雑な世界での戦いや決断を通じて、物語を自身の手で作り上げていくことが求められます。