ロックディスタウン

ロックディスタウン

ロックディスタウンは、日本の競走馬であり、特に2017年の札幌2歳ステークスでの勝利が注目されています。彼は名馬オルフェーヴルの初年度産駒の一頭で、その血統に期待がかけられていました。名前は母名にちなんでおり、1980年代のアメリカのバンド「ストレイ・キャッツ」のヒット曲『Rock This Town』から由来しています。彼の家系には、ファンタジーステークスを制した半姉タガノエリザベートや、クイーンカップを勝利したキャットコイン、愛知杯を制したワンブレスアウェイなど、数多くの優秀な馬がいます。

経歴

2歳 (2017年)

ロックディスタウンの競走生活は、2017年8月6日の新潟の新馬戦で始まりました。このレースでは、クリストフ・ルメール騎手が騎乗し、道中は4・5番手につけました。彼は直線で外に進路を取ると、しっかりと末脚を発揮し、2着のタイムフライヤーを3/4馬身差で下し、見事なデビュー戦を飾りました。続く9月2日の札幌2歳ステークスでは、道中中団を走ると、4コーナーで外に持ち出し直線での追い上げに成功。ファストアプローチをクビ差抑えて、初の重賞制覇を達成しました。これはオルフェーヴル産駒としても快挙でした。しかし、12月10日の阪神ジュベナイルフィリーズでは、1番人気に推されたものの、200m手前で疲れを見せ、最終的には9着に終わります。ルメール騎手は、3か月のブランクと関西への長距離輸送が影響したと考えました。

3歳 (2018年)

2018年には二ノ宮敬宇厩舎から藤沢和雄厩舎に転厩し、3月17日のフラワーカップで新たな挑戦が開始されました。しかし、道中折り合いに苦しみ、屈辱の最下位に終わってしまいました。さらに、5月6日のNHKマイルカップではパドックでのアクシデントにより、レースでは大きく遅れを取り、再び最下位という結果になりました。現役時代のロックディスタウンは、気性が激しく、テンションが上がると手に負えない面があったことが分かります。

4歳 (2019年)

2019年3月10日の東風ステークスでは復帰を果たしましたが、またもや14着という結果に終わり、最終的にこの年の5月2日付で競走馬登録を抹消し、現役を引退することとなります。引退後は白老ファームにて繁殖牝馬としての新たな生涯を迎えました。

競走成績

競走成績については、netkeiba.comに基づいており、様々なレースでの経験が積まれていますが、成績が振るわなかったこともあり、特に2歳時の重賞制覇が際立っています。

繁殖成績

2024年9月27日現在の繁殖成績については、今後の動向が注目されます。彼女の血統は、母の半弟にゼンノロブロイがいるなど、優れた血統が続いています。競走馬としてのロックディスタウンの足跡は、その後の繁殖においても影響を与えることでしょう。

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