一ノ瀬ワタル

一ノ瀬ワタルのプロフィール

一ノ瀬ワタル（いちのせ ワタル）は、1985年7月30日に福岡県久留米市で生まれた日本の俳優であり、元プロ格闘家（キックボクサー）です。本名は一ノ瀬亘で、佐賀県嬉野市塩田町出身です。現在はENDO MANAGEMENT OFFICEに所属し、様々な作品に出演しています。

来歴

幼少期から格闘家を目指していた一ノ瀬は、中学卒業後に上京しました。しかし、仕事と格闘技の両立に苦しむ中、沖縄の真樹ジムオキナワで内弟子として修業することになります。その後、さらなる成長を求めてタイへ渡り、ムエタイのジムで2年間の修行を重ねました。この間に受けた傷が、顔に今も残っています。

格闘技の道を歩みながら、三池崇史監督と出会い、映画『クローズZERO II』で俳優としてのキャリアをスタートしました。続いて、彼はアルバイトをしながらエキストラ活動を始め、その後の出会いで本格的に役者を目指すことを決意します。

近年では、Netflixのドラマ『サンクチュアリ -聖域-|サンクチュアリ_-聖域-』で初主演を果たし、配信直後から大きな話題を集めました。このシリーズは日本国内だけでなく、海外でも人気を博し、さまざまな国のランキングでも上位に入るなど、彼の名を一躍有名にしました。

俳優としての特徴と魅力

一ノ瀬は、映画『ヴィレッジ』で横浜流星と共演した際、互いの格闘家としての経験を活かし、リアルなアクションシーンを披露しました。その一方で、彼の強面な外見とは裏腹に、穏やかで愛嬌のある笑顔と人柄が周囲に好感を持たれています。

ティービドラマ『アンナチュラル』では、町田三郎役を演じ、火災の秘話が感動を呼びました。また、ドラマ『獣になれない私たち』では、岡持三郎を演じ、黒木華演じる朱里からウサギの「たっちん」を預かることで、自身が8羽のウサギを飼うきっかけとなるエピソードも話題になりました。

役作りへのこだわりも強く、映画『宮本から君へ』では33kgの増量を行い、ラグビー選手の悪役に挑戦しました。また、Netflixのドラマ『サンクチュアリ -聖域-|サンクチュアリ_-聖域-』では、専門家の指導の下、1年間の肉体改造を行いました。彼の体格を活かした役柄も多く、徹底した肉体作りが注目されています。

映画とテレビドラマでの活動

一ノ瀬は多くのテレビドラマや映画に出演しています。代表的な作品として、映画『クローズZERO II』や『ガチバン スプレマシー』、『新宿スワン』、さらにはTVドラマ『相棒』シリーズや『アンナチュラル』が挙げられます。多彩な役柄を通じて、彼は幅広い演技力を見せています。

現在も新たな作品に挑戦し続ける一ノ瀬ワタル。今後の彼の活躍から目が離せません。

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