一正蒲鉾

一正蒲鉾株式会社の概要

一正蒲鉾株式会社（いちまさかまぼこ）は、1965年に新潟市に設立された水産加工物の製造業者です。創業以来、品質向上を追求しつつ、消費者に親しまれる製品を提供してきました。特に、かまぼこ製品は、多くの人々に愛されています。

沿革

一正蒲鉾は、初め1965年に新潟市山木戸にて新潟蒲鉾株式会社として設立されました。1966年には現在の社名に変更され、その後の数十年にわたり成長を続けてきました。

その後、1977年には江口に工場を新設しましたが、後に閉鎖となりました。1979年には、かに風味かまぼこ「オホーツク」を発売し、初のヒット商品となりました。1985年には本社を現在の位置に移転し、全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞を受賞するという快挙も達成しました。

1989年に株式を店頭公開し、1999年にはHACCP承認を取得しました。2002年には「カリッこいわし」を発売し、2004年にはISO9001:2000を取得しました。2011年にはノザキフーズを、2013年には一正食品を吸収合併し、企業としての基盤をさらに強化しました。

2014年にはJASDAQから東京証券取引所第二部に移転し、同年11月には第一部に指定替えされるまでに成長しました。創業50周年を迎えた2015年には、「プラチナくるみん」認定を取得するなど、企業の社会的責任にも力を入れています。最近では、2023年10月に東京証券取引所スタンダード市場へ市場を変更しました。

主な製品

一正蒲鉾は、様々な水産加工品を手がけています。その中でも主要な製品には、小魚加工スナックの「カリッこ」シリーズや、かに風味のかまぼこ「オホーツク」、うなぎ風味の「うな次郎」があります。これらの商品は、消費者から高い評価を受けており、愛され続けています。

工場のネットワーク

一正蒲鉾は、新潟県内に複数の工場を持ち、品質管理を徹底しています。特に本社工場や山木戸工場、東港工場などが主要な生産拠点です。また、関西に工場を持っており、地域に根付いた生産体制を整えています。これにより、安定した供給と品質の向上を図っています。

アレルギー物質混入騒動

2007年に、アレルギー物質として表記されていない卵が混入した疑いにより、「さつま揚」など18商品が自主回収される事態がありました。この問題は、原材料に混入していた卵白によるもので、迅速な対応が求められました。

CMと広告

一正蒲鉾は、様々な媒体を通じて商品を宣伝しています。パトリック・ハーランが出演した企業広告が注目を集めており、過去には有名なタレントやアイドルグループも起用されてきました。特に、NGT48が出演していたCMは大きな話題となりましたが、2019年に契約を終了しました。

結論

一正蒲鉾株式会社は、新潟県の地元企業としての歴史を持つ、信頼性の高い水産加工物製造業者です。その品質管理や安全性への取り組みは、多くの消費者から支持を受けています。今後も、新たな商品開発や市場拡大を通じて、更なる成長が期待されています。

もう一度検索