七人のしりとり侍

七人のしりとり侍とは

『七人のしりとり侍』（しちにんのしりとりざむらい）は、フジテレビの人気バラエティ番組『めちゃ²イケてるッ!』内の一コーナーです。2000年から2001年にかけて放送されたこのコーナーは、映画『七人の侍』をモチーフにしたもので、独自のゲームルールとキャラクターで一世を風靡しました。

概要

このコーナーは、使用される言葉の遊びを通じてコミカルな要素と競争の楽しさを提供し、2000年3月11日から2001年2月10日までの期間に渡って放送され、バラエティ番組の後続コーナーの基礎となりました。また、番組内のスポンサー紹介は時代劇風のナレーションが特徴で、視聴者を楽しませる工夫が凝らされていました。このコーナーは、その後も数々のバラエティ番組で類似の「名作をパロディにした」スタイルの先駆けとなりました。

コーナーの終了とその後

コーナーが終了した理由の一つは、罰ゲームとして行われた袋叩きが視聴者からいじめ助長との批判を受けたことです。この問題について放送倫理・番組向上機構の委員会は、子どもたちに誤ったメッセージを送ると結論付け、コーナーの継続を難しくしました。岡村隆史が自らのラジオ番組で未練を述べたものの、最終回では悪役商会のリーダーが悲しい終結宣言を行いました。コーナーは2001年の特別放送に再登場し、その後2018年に17年ぶりに復活し、再び視聴者の前に姿を現しました。

プレーヤーとルール

プレーヤーは主に7人で編成され、それぞれが異なる個性を持っています。主なキャラクターには、勘兵衛を筆頭に、勝四郎、平八、九蔵、菊千代、七郎次、五郎兵衛がいます。ルールは、円形に並び、一人が三文字のお題を言い、次の人がその言葉でしりとりを続けるというシンプルなものでした。特殊な言葉も認められ、最後が小文字の場合の特例も存在しました。しかし、文字通りのしりとりに従いつつ、創造的で時には意表を突く回答も必要とされました。

ポイントシステムと罰ゲーム

プレーヤーがルール違反を犯すと、罰として野武士たちに袋叩きにされることがあり、これがコーナーの名物となっていました。さらに、特定の条件をクリアしたプレーヤーには「ビブ賞」や「負けザル」などの称号が与えられました。これらの要素は、視聴者にさらなる興味を引き起こし、エンターテイメント性を高めていました。

このコーナーは単なるゲームを超えた、バラエティ番組における文化的な一つの象徴であり、多くのファンに愛され続けています。最終回でも岡村がしっかりとその問題について触れ、社会的な視点を提供する姿勢を見せました。今後も『七人のしりとり侍』は、バラエティの歴史を語る上で欠かせない存在であることは間違いありません。

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