三ッ林裕巳

三ッ林裕巳（みつばやし ひろみ）

概要

三ッ林裕巳は、1955年9月7日に埼玉県幸手市で生まれた日本の政治家であり、医師でもあります。自由民主党に所属し、衆議院議員として4期にわたって活動しており、様々な政府機関での役職を経験してきました。特に菅義偉内閣では内閣府副大臣の職を務めました。

幼少期からの経歴

三ッ林は、地元の幸手市立幸手中学校、埼玉県立春日部高等学校を卒業後、1982年に日本大学医学部を卒業しました。その後は日本大学医学部附属板橋病院で内科医として勤務。ここで腎臓及び循環器に関する専門的な知識を磨きました。1983年からは春日部市立病院、さらに志木市立救急市民病院での経験も積み、1995年に日本歯科大学の内科学講座に助教授として移籍しました。2008年には日本歯科大学附属病院の内科科長となり、次第に教授や臨床教授としても指導的な立場に至りました。

政治家としての活動

三ッ林は、2012年の第46回衆議院議員総選挙で初当選し、以降、2014年、2017年、2021年と選挙を重ねて再選を果たし、現在に至ります。彼は厚生労働大臣政務官、衆議院厚生労働委員長、自由民主党副幹事長など、重要な役職を歴任し、政策の形成に寄与しています。特に社会的課題の解決に向けて、拉致問題や少子化対策、子育て支援、健康・医療戦略の分野で取り組む姿勢を見せています。

政策の立場

内政においては、憲法改正や集団的自衛権の行使に賛成の立場を示しており、LGBT法に対しては慎重ですが、ヘイトスピーチの法律での規制には賛同しています。また、経済政策においてはアベノミクスを評価し、軽減税率の導入に賛成しています。

健康政策や社会問題

健康政策では、HPVワクチンの推奨再開に前向きでありながら、受動喫煙防止のための建物内禁煙政策には反対意見を持っています。また、ヤングケアラーの問題に対しても前向きな姿勢を示し、意見交換を行っています。

不祥事の影響

2023年12月には、自民党派閥の政治資金パーティーに関する裏金問題で、三ッ林が不適切な金銭の受領を疑われる事態になりました。これにより、彼の政治的立場や信頼性に影響が出ていると報じられました。これに続く調査では、キックバックの受け取り疑惑が持ち上がり、党内での処分が決定されるなど、注目を集めています。

人物や趣味

三ッ林の趣味には剣道、柔道、詩吟があり、喫煙者でもあります。彼は、「もくもく会」という議員連盟に所属し、愛煙を推進する立場を取っています。また、旧統一教会との関わりも報じられています。

まとめ

三ッ林裕巳は、多岐にわたる経験を基に政治活動を行う一方で、近年の不祥事が彼の政治キャリアに大きな影響を及ぼしています。今後の展開が注目される人物です。

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