三木亮

三木亮（みき りょう）

三木亮は1991年10月25日、大阪府高石市に生まれた元プロ野球選手で、現在は野球指導者として活動しています。彼は内野手として知られ、右投右打であり、数々の試合で素晴らしいパフォーマンスを披露してきました。

経歴

プロ入り前

三木は東羽衣小学校に入学すると同時に、軟式野球を始めました。小学校時代には高石南スターズに所属し、基礎を築きました。特に、父から贈られた野球ボールを使った壁当て練習には熱中し、2～3日でボールがつるつるになるほど磨き上げたと言います。中学校では高石ボーイズでプレー。

遊学館高等学校では、1年時からベンチ入りし、通算34本塁打を記録しましたが、甲子園出場には至りませんでした。卒業後、上武大学ビジネス情報学部に進学。大学では、関甲新学生野球連盟で躍進し、打率.400で首位打者の栄冠を手にするなど成果を残しました。特に、2013年の全日本大学野球選手権では優勝し、重要な場面での貢献が光りました。

ロッテ時代

2013年のドラフトで千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け、プロ入りを果たしましたが、初年度は様々な怪我に悩まされ、なかなか出場機会が増えませんでした。初安打を記録したのは2014年4月の東北楽天戦。しかし、その後も手術を経て、実績を積むことができました。

2017年からは、遊撃手としてのレギュラー争いに挑み、自己最多の85試合に出場しました。2018年には66試合に出場し、19年には89試合に出場するなど、着実に実力を示しました。2020年、コロナの影響を受けつつも一定の活躍を続けたが、最終的には一軍出場を果たすことなく、2023年シーズンオフに現役引退を決断。

現役引退後

引退後は、2024年から二軍内野守備兼走塁コーチを務めることが発表され、その後の指導者としての活動が注目されています。

選手としての特長

内野全ポジションを任せられる器用さを有し、堅実な守備力で知られる三木。特に、2019年からは4年連続で内野の全ポジションを守り、無失策を続けるなど、守備において安定感を保ちました。打撃面では、勢いのある打撃に加え、勝負強さが魅力となっていました。

人物

愛称は「みっきー」、自称「人見知り」と言いつつ、チームのムードメーカーとしても知られています。彼の打席や守備の機会は限られましたが、ベンチからしっかりと声を出してチームを盛り上げる存在感を示しました。

特に、ブランドン・レアードのホームランパフォーマンスや、サヨナラ勝ちの際のユニークな演出など、チームのムードを和ませる役割を果たしていました。

選手としての華やかさはないかもしれませんが、その堅実さと人間性で多くのファンから愛された三木亮の今後の活動に注目が集まります。

もう一度検索