三木市立図書館

三木市立図書館：歴史と現状

三木市立図書館は、兵庫県三木市に位置する公共図書館です。中央図書館を本館とし、吉川図書館、青山図書館、そして自由が丘公民館内の図書館コーナーの計4ヶ所で構成されています。

歴史

図書館の歴史は古く、1929年（昭和4年）、三木町立三樹小学校内に約2,000冊の蔵書で三木町立図書館として開館したのが始まりです。その後、1982年（昭和57年）、三木城址に移転し、三木市立図書館として新たなスタートを切りました。開館時の蔵書数は約33,000冊に増加していました。

三木城址時代（1982年～2015年）には、利用者数の増加に伴い、図書館活性化に向けた様々な取り組みが行われました。2006年には「三木市立図書館活性化構想」を策定。館内改装、BGM導入、リクエスト制限撤廃、掲示物の改善、職員の研修など、利用者にとってより快適で利便性の高い図書館を目指した改革が実施されました。その結果、貸出冊数は飛躍的に増加し、2009年には初の分館である三木市立吉川図書館が開館、2010年には三木市立青山図書館が開館するなど、図書館サービスの拡充が図られました。

しかし、老朽化や蔵書増加によるスペース不足などの課題も顕在化しました。そこで、「三木歴史・美術の杜構想」に基づき、2012年には新図書館建設と歴史資料館への転換が決定。2015年3月に新館が竣工し、同年7月1日、三木市役所の南側に三木市立中央図書館が開館しました。旧図書館は、改装を経て三木市立みき歴史資料館として生まれ変わりました。

現状と特色

現在の三木市立中央図書館は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の2階建てで、延床面積は2,121平方メートル。里山の景観を活かした設計が特徴です。1階には書庫や視聴覚室、市民交流室、2階には図書スペースが配置されています。旧館では閉架となっていた郷土資料も、新館では開架で閲覧できるようになり、利用者の利便性が向上しました。

三木市立図書館は、各分館においても地域住民のニーズに応じたサービス提供に努めており、近年では、一人当たりの年間貸出冊数が兵庫県内でもトップクラスを誇るなど、高い評価を得ています。

利用案内

各館の開館時間や休館日、所在地については、三木市の公式ホームページ等でご確認ください。


三木市立図書館は、今後も地域に密着した図書館サービスを提供し続け、市民の豊かな生活に貢献していくでしょう。

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