三重県営総合競技場

三重県営総合競技場について

三重県営総合競技場（みえけんえいそうごうきょうぎじょう）は、三重県伊勢市の五十鈴公園内に位置するスポーツ施設です。この競技場は主に陸上競技場と体育館を基盤にした多機能なエリアで構成されており、県内では「県営競技場」または「県営陸上競技場」として広く知られています。特に陸上競技場は多くの大会で利用され、地域のスポーツ活動に貢献しています。2014年の命名権導入により、正式名称は「三重交通G スポーツの杜 伊勢」となりました。

施設の概要

この競技場は主に以下の3つの施設から成り立っています。

1. 陸上競技場: 日本[[陸上競技連盟]]において第一種公認されているこの競技場は、その整備されたトラック（400m・9レーン）と多種多様なフィールド競技を行うための設備が整っています。収容人数は19,067人で、メインスタンドには7,114席、バックスタンドには5,388席が確保されています。また、多目的の第二競技場も含まれています。

2. 体育館: 地上3階、地下1階から構成されており、総収容人数は5,786人です。バスケットボールやバレーボール、卓球など多様なスポーツが行えるフロアが設けられています。

3. トレーニングセンター: ウォーキングマシンやエアロバイクといった様々なトレーニング器具が備わっており、利用者が健康管理やフィットネスの向上を図ることができます。

沿革

競技場は1964年に三重県営体育館として完成し、その後、1968年に陸上競技場が造られました。以降、全国高等学校総合体育大会や国体といった大規模なスポーツイベントのメイン会場として利用されました。1997年より競技場管理が財団法人三重県体育協会に委託され、最新の設備が導入されるなど、徐々に施設の充実が図られました。特に2016年からの大規模改修工事により、新しい補助競技場やトレーニング器具の整備が行われました。これらの改修工事では、プロのアスリートや地域の住民が利用しやすい、安全で質の高い環境が提供されました。

地域との関わり

三重県営総合競技場は、地域住民が利用できる公共のスポーツ施設として、多くのイベントやスポーツ教室を開催しています。特に「三重県総合競技場感謝フェスティバル」などでは、施設の無料開放がされ、来場者はスポーツを楽しむことができます。また、2020年東京オリンピックの聖火リレーの際には、重要なセレブレーション会場ともなりました。

アクセス

競技場へのアクセスは伊勢自動車道の伊勢西ICから車で約10分、また三重交通バスや近鉄鳥羽線の利用が可能です。周辺には伊勢神宮やおはらい町といった観光名所もあり、観光と合わせて訪れる人も多いです。

まとめ

三重県営総合競技場は、地域のスポーツ活動だけでなく、観光客にも利用される重要な施設です。近年の改修により、さらなる発展が期待されており、未来に向けて新たなスポーツ文化の発信基地として機能し続けることでしょう。

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