上尾市図書館は
埼玉県上尾市が設立し運営している
公立図書館です。この図書館は、
上尾市に住んでいる、または勤めている、あるいはこの市で学んでいる方々を対象にしています。また、
さいたま市や
蓮田市、
桶川市、
北足立郡伊奈町に住む人々も広域利用枠を利用することができ、地域に密着した文化交流の場となっています。
上尾市には本館に加え、上尾駅前分館、大石分館、瓦葺分館、平方分館、たちばな分館といった複数の分館が設けられており、さらには公民館内にも図書室が併設されています。これにより、利用者は多様な場所で本を貸し出し、返却することが可能です。
沿革
上尾市図書館の歴史は
1971年(
昭和46年)4月に始まりました。この年、市役所の敷地内に図書館が開設されました。その翌年には、市内の各地を巡回する移動図書館「そよかぜ号」がスタートしました。
1981年には現在の本館が新たに開館し、
1985年には上平公民館に図書室が設けられました。
その後も着実に分館の数は増えていき、
1986年には平方東小学校内に平方分館、
1987年には瓦葺分館が設立されました。
1988年から
1991年にかけては公民館内にいくつかの図書室が開設され、
1994年には
上尾市と周辺の都市の住民が利用できる広域利用が始まりました。
2005年には複合施設の一部としてたちばな分館がオープンし、続いて
2006年には上尾駅前分館が開設されました。こうした流れの中で、地域の利用者のニーズに応えるべく図書館は進化してきました。
現在の施設とアクセス
上尾市図書館の本館は、
上尾市上町1丁目に位置し、上尾駅の東口から歩いて約4分と非常に便利な場所にあります。本館は毎週
月曜日が休館日で、
火曜日から
日曜日までの開館時間は9時から19時です。特に1階には児童室があり、開館時間が少し異なり9時から17時まで利用可能です。
また、他の分館もそれぞれ異なる特性を持っています。上尾駅前分館は上尾駅東口から徒歩1分の距離にあり、開館時間も
火曜日から
金曜日は10時から20時、週末は10時から17時までと多様な利用者に対応しています。大石分館や瓦葺分館、平方分館、たちばな分館はそれぞれのアクセスが良く、利用日時も異なるため、利用者が自分のライフスタイルに合わせて訪れることができます。
利用方法
上尾市図書館を利用するにあたり、上記の条件を満たす地域に住む方々であれば、図書カードを取得することで図書館のさまざまなサービスを利用することができます。貸出や返却はもちろん、館内にはじっくりと読書を楽しむためのスペースも設けられています。特に子ども向けの絵本や児童書が充実しており、家庭での読書促進に寄与しています。
このように
上尾市図書館は、市民の知的財産を支える重要な施設として、地域に根ざした文化の拠点となっているのです。