上滝駅

上滝駅の概要

上滝駅（かみだきえき）は、富山県富山市の中滝にある富山地方鉄道上滝線の駅であり、駅番号はT69です。この駅は、地域交通の要所としての役割を果たしており、多くの乗客に利用されています。

駅の歴史

上滝駅の開業日は1921年4月25日で、当初は富山県営鉄道の終点駅として設置されました。同年の8月20日には、上滝駅からさらに岩峅寺駅までの区間が開通したため、中間駅としての機能が加わりました。

1943年、交通の大統合に伴い、駅は富山地方鉄道に譲渡され、立山線の一部として位置づけられました。その後、1958年に駅舎の改築が行われ、これは第13回国民体育大会に合わせたものでした。1969年には南富山と岩峅寺間が上滝線として分離され、現在の駅が形成されました。この年の8月には貨物営業が廃止されました。

駅構造

上滝駅は単式ホーム1面1線を有しており、以前は島式ホーム1面2線の構造であったものの、一方の線は撤去されています。昔は貨物の積み出しのための施設も存在していましたが、時間と共にその役割は変わっています。1950年のデータによると、当駅からの貨物発送量は2,108トン、到着量は2,348トンにも達していました。

利用状況

「富山市統計書」によると、2019年度の上滝駅の1日平均乗車人員は177人でした。近年でも、駅の利用は地域住民や通学通勤のための交通手段として根強く続いています。

駅周辺の施設

上滝駅周辺にはいくつかの重要な施設があります。例えば、片山学園中学校・高等学校や、富山市役所大山総合行政センター（旧大山町役場）、さらに富山市立上滝中学校など、教育機関が立ち並び、地域の教育環境を支えています。

隣接駅

上滝駅は富山地方鉄道の上滝線に属し、隣接する駅には大庄駅（T68）と大川寺駅（T70）があります。これにより、他の駅へのアクセスも便利で、多くの利用者が行き来しています。

このように、上滝駅は富山市における重要な交通拠点であり、地域の発展に寄与する役割を担っています。未来に向けてもその重要性は変わらず、多くの人々に利用され続けることでしょう。

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