中央出版

中央出版株式会社：多角的な事業展開で教育・文化に貢献する企業

中央出版株式会社は、出版事業を基盤としつつ、保育事業や教室サービス事業など、多岐にわたる分野で事業を展開している日本の企業です。出版事業においては、「KTC中央出版」名義で書籍を発行するほか、「ごはんとくらし」をテーマにした書籍レーベル「アノニマ・スタジオ」を運営し、食と暮らしに関わる書籍を出版しています。

事業概要

中央出版は、出版事業の他に、認可保育園「アイン保育園」の運営、海外留学生向けの日本語学校「日本東京国際学院」の運営、PC教室「市民パソコン塾」、ロボット・プログラミング教室「Kicks」の運営など、教育関連事業を幅広く展開しています。過去には、ホテル「サンプラザシーズンズ」やカルチャースクール、結婚式場の経営も手掛けていました。

沿革

中央出版の歴史は、1972年に学研の教材販売代理店「教育図書センター（KTC）」として創業したことに始まります。1970年代には、幼児教育事業に進出し、初の自社ドリル教材を開発。1979年には「中央出版株式会社」を設立し、編集室の設置や幼児指導教室の開設、自社教材の開発を進めました。

1980年代以降は、幼児教室の開室や家庭用教材の開発、中学生向けの高校入試合格システムなど、教育事業の多角化を推進。1990年代には、FAX指導の開始や高校生向けの大学入試合格システム、子ども英会話教室の展開など、新たな分野にも進出しました。2000年代以降は、語学学校の設立や通信制高校のサポート校の開校、出版レーベルのオープン、オンライン指導の開始など、事業領域をさらに拡大しています。

近年では、進学指導塾のグループ傘下化やロボット・プログラミング教室の開室、日本語学校の傘下化、リハビリ専門デイサービスの開始、webメディアの創刊など、多様な事業展開を進めています。

出版事業

中央出版の出版事業では、教育関連書籍のほか、食や暮らしに関する書籍を数多く出版しています。「アノニマ・スタジオ」からは、料理研究家や料理家によるレシピ本やエッセイなど、日々の食生活を豊かにする書籍が刊行されています。

主な刊行書

日本子ども資料年鑑
内田真美『私の家庭菓子』
伊藤 一城『SPICE　CAFEのスパイス料理―日々のおかずと、とっておきカレー』
アンダーソン 夏代『アメリカン・アペタイザー』
NHK取材班『その時歴史が動いた<1>』
現代英米児童文学評伝叢書（全12巻）
NHK「堂々日本史」シリーズ
「日々ごはん」高山なおみ
はじめてのごはん　野口真紀
ナチュラルケアベビーブック

KTCグループ

中央出版は、中央出版ホールディングス株式会社を中核とするKTCグループの一員です。KTCグループは、教育関連事業を中心に、建築、介護、旅行など、多岐にわたる事業を展開しています。

社会貢献

中央出版は、出版事業や教育事業を通じて、社会貢献にも積極的に取り組んでいます。「名古屋少年少女発明クラブ」や「全国小中学生作品コンクール」の後援、映画甲子園への特別協賛など、次世代育成のための活動を支援しています。

中央出版株式会社は、教育・文化事業を通じて、社会に貢献する企業として、今後も多様な事業展開を進めていくことが期待されます。

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