中小田井駅

中小田井駅について

中小田井駅（なかおたいえき）は、愛知県名古屋市西区中小田井1丁目に位置する名古屋鉄道犬山線の駅です。駅番号はIY02で、原則として普通電車のみが停車しますが、平日の朝のラッシュ時には一部の急行がこの駅と隣の下小田井駅に停車します。

駅の歴史

中小田井駅は1912年8月6日に開業しました。その後、1990年には準急が廃止されて普通停車駅に変わりました。1991年には高架化され、2004年には無人駅となりました。無人化に伴い、SFパノラマカードやユリカの使用が可能となりました。2011年からはICカード乗車券「manaca」が利用できるようになり、2012年にはトランパスの供用が終了しました。

駅の構造

駅は3層の高架構造を持ち、8両編成に対応した相対式ホームが2面2線設置されています。改札口と出札は自動化されており、駅員は配置されていません。改札口は2階、ホームは3階に位置し、改札口付近には自動券売機と自動精算機が設置されています。トイレは改札内にあり、エレベーターも出入口から改札口、改札口からホームへのアクセスに利用できます。

2021年3月15日からは、上り急行が当駅と下小田井駅に特別停車するようになりましたが、初めはタッチパネル式券売機が導入されていなかったため、ミューチケットは他の有人駅やタッチパネル券売機を備えた駅で事前に購入する必要がありました。その後、タッチパネル式券売機が設置され、現在では当日購入も可能です。

利用状況

名古屋市による「移動等円滑化取組報告書」によると、2022年度の中小田井駅の1日平均乗降人員は3,509人でした。『名鉄120年：近20年のあゆみ』によると、2013年度時点での乗降人員は3,367人で、この値は名鉄全駅中125位、犬山線中では11位でした。1992年度には約5,213人の乗降者がいたという記録もあり、これは岐阜市内線の各駅を除く全駅中86位、犬山線では10位に相当します。2019年度には平均1日乗車人員が1,886人となっています。

駅周辺の施設

中小田井駅周辺には多くの施設があります。名古屋市営地下鉄鶴舞線の庄内緑地公園駅までの直線距離は約500メートルですが、道が複雑なため実際の距離は若干長くなります。庄内緑地まで徒歩約6分で、ここにはピクニック広場などもあるため、訪れる人々に人気です。さらに、愛知県青い鳥医療療育センターや小田井城址公園、平和堂中小田井店なども周囲に位置しています。

バス路線

中小田井駅からは、名古屋市営バスの「小田12」路線が「中小田井五丁目」停留所に停車します。このバスは平田住宅行きで、循環系統で運行されており、小田井野田もしくは上小田井駅を経由して行き来できます。

隣の駅

名古屋鉄道犬山線では、下小田井駅（IY01）が近隣の駅となり、上小田井駅（IY03）との間に位置しています。急行は平日の朝の時間帯に限り特別停車します。

まとめ

中小田井駅は、その利便性の高さと周辺の環境に恵まれており、多くの乗客に利用されています。これからも多くの人々にとって重要な交通拠点であり続けることでしょう。

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